アーセナルが長らく関心を寄せてきたユベントスの若手MFケナン・ユルディズに対し、レアル・マドリードが本格的に獲得レースへ参入したことで、アーセナルにとって移籍市場での新たな障壁が生じたようです。
トルコ代表としても頭角を現すユルディズは、その才能と急成長ぶりから欧州のビッグクラブ複数から注目を集めています。
ユベントスは彼の残留を強く望んでおり、象徴的な背番号10を託すとともに、副キャプテンに任命するなど、特別な信頼と将来性を認めています。
最近のレアル・マドリード戦ではキャプテンとして出場し、チーム内での存在感をさらに高めています。
■ ヨーロッパの強豪が注視
それでもなお、ユルディズにはアーセナルを含む複数の強豪クラブが関心を寄せており、ユベントスは彼の市場価値を1億ユーロ(約176億円)に設定していると報じられています。
アーセナルがこの評価額を支払う用意があるともいわれる中、スペインのメディア『Fichajes』はレアル・マドリードが正式に争奪戦に加わったと伝えています。
レアル・マドリードはチャンピオンズリーグでユベントスと対戦した際、ユルディズのプレーを間近でチェックしており、そのパフォーマンスに確かな興味を抱いたようです。
この参戦により、アーセナルは移籍交渉において厳しい競争を強いられることとなります。
■ ユベントスは全力で引き留めへ
ユルディズの去就については、今後数ヶ月で明確になると見られていますが、ユベントスは依然として彼をチームの将来を担う中心選手と位置付けており、容易には手放さない構えです。
国内外のタイトル獲得を見据える中、彼の残留は極めて重要な要素となっています。
アーセナルとレアル・マドリードという欧州の名門がしのぎを削るなかで、ユルディズの意思とユベントスの戦略がどのように交差していくのか、今後の動向が大いに注目されます。
(Just Arsenal)