今夏セント・ジョンストンからアーセナルに加入した16歳のDFカラン・ハミルが、自身の移籍について「忘れられない瞬間だった」と語りました。
メルテザッカー氏とウィルシャー氏からスコアラーシップ(奨学金契約)獲得の連絡を受けた瞬間、両親は誇らしさから涙を流したといいます。
ハミルは『The Courier & Advertiser』に対し、「最初に両親に電話したら泣いていて、友人たちも信じられない様子でした。本当に現実とは思えない出来事でした」と語っています。
スコットランドとアーセナルのユースチームでキャプテンを務めるハミルは、昨シーズンの最終戦、ダンディー戦でセント・ジョンストンのトップチームデビューを果たし、その試合を「特別な別れの場」と表現しました。
「スタンドには家族や友人もいて、あの経験は一生忘れません」。
アーセナルは1年以上前からハミルを注視しており、契約には6桁の初期金額に加え、将来的な追加報酬が含まれているとされています。
2024年初めにはアーセナルのU-18でのトライアルに参加し、セント・オールバンズ戦では4-1の勝利に貢献。
その後、U-18チームの一員としてドイツ遠征にも招集されました。
「母がいつもより長い電話をしていて、電話を切った後に『アーセナルからトライアルの話が来た』と聞かされたときは信じられませんでした」と振り返るハミル。
アーセナル加入が正式に決まった際には、メルテザッカー氏とウィルシャー氏から直接電話で連絡を受けたといいます。
ロンドンでの生活にも順応しており、「チームメイトやコーチングスタッフ、周囲の人々のおかげで毎日が楽しい」と語ります。
現在はU-18のキャプテンを務めており、「リーダーシップは自分の強みのひとつ」と自信を見せました。
また、自身のポジション転向についても、「最初はFWからDFへの転向に納得できなかったけれど、結果的にはキャリアで最も良い決断だった」と語り、セント・ジョンストンのサポートに感謝の意を示しました。
現在はアーセナルU-18と定期的にトレーニングを行いながら、時にはトップチームの練習にも参加。
「今は学ぶこと、成長すること、そしてそのレベルに自分が追いつくことが目標です」と将来への意欲を見せています。
(Daily Cannon)