アーセナルが獲得を検討しているのは、ユヴェントスで活躍するトルコ代表の若き才能、ケナン・ユルディズ。
彼は世界でも屈指の注目株とされ、チェルシーが5800万ポンド(約117億円)のオファーを出すも拒否されたほどの逸材です。
現在のアーセナルは、ゴールキーパーから中盤、前線に至るまでバランスの取れた戦力を揃えており、特にポルトガルで得点を量産したヴィクトル・ギョケレシュの加入によって攻撃陣にさらなる厚みを加えています。
一方で、プレミアリーグ制覇から20年以上遠ざかっていることもあり、例外的な選手が市場に現れれば動く余地を残しています。
今回その“例外的な才能”として浮上しているのがユルディズです。
ドイツ・レーゲンスブルク出身の20歳は、7歳でバイエルン・ミュンヘンの下部組織に加入し、キャプテンも務めました。
その後、2022年にユヴェントスへ移籍。
リザーブチームで31試合19得点に関与し、18歳でトップチームデビューを果たします。
2023/24シーズンにはPSV戦でチャンピオンズリーグ新フォーマット初ゴールを決めるなど、早くも頭角を現しました。
昨季は52試合で12ゴール9アシストと飛躍の年となり、ユーヴェをリーグ4位とコッパ・イタリア準決勝進出に導いています。
アーセナルが注目するのは、その攻撃的なポリバレントさと創造性。
主に左ウイングで起用されながら、中央でもプレー可能で、味方のチャンスを創出する力に優れています。
2024-25シーズンには113回のドリブル成功と130回のシュートチャンス創出を記録。
ドリブルと視野の広さが評価されています。
ポジション的には、既にマルティネッリやトロサールがいるため緊急性は高くないものの、将来的なアップグレードとして考えると、ユルディズの獲得は理にかなっています。
彼のような才能を早めに確保することは、長期的な強化と優勝への布石となる可能性があります。
プレミア制覇を目指すなら、アーセナルは移籍市場でも妥協なく“次のスター”を押さえる必要があるでしょう。
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