アーセナルが、ユヴェントス所属のトルコ代表FWケナン・ユルディズの獲得に向けて、チェルシーとともに争奪戦に加わったと『Gazzetta dello Sport』が報じている。
ガナーズは今夏、ヴィクトル・ギョケレシュ、エベレチ・エゼ、ノニ・マドゥエケといった攻撃的タレントを獲得しており、前線の層は大幅に強化された。
しかしクラブは、将来を見据えてさらなる補強を検討しており、ユルディズはその中でも注目株となっている。
現在20歳のユルディズは、クラブでも代表でも主力に定着しており、昨季は公式戦で21ゴール関与を記録。
今季もここまで8試合で6つの得点関与と好調を維持している。
主に左ウイングや左寄りの10番ポジションでプレーするが、右ウイングやセンターフォワードとしても対応可能という高い汎用性を持つ。
アルテタ監督は、複数ポジションをこなせるアタッカーを好む傾向があり、ユルディズはその条件に合致する。
また、同選手の加入はレアンドロ・トロサールの退団と連動する可能性があり、ベルギー代表FWにはサウジアラビアやトルコのクラブからの関心も寄せられている。
ユルディズは現在、ユヴェントスの中で最も年俸の低い選手の一人であり、年俸130万ポンドから430万ポンド超への増額を求めているとされる。
クラブ側は契約延長を模索しているものの、財政的な制約から高額オファーがあれば放出に応じる可能性もある。
評価額は8,700万ポンドとされているが、若干の値下げ交渉の余地もあるようだ。
チェルシーは今夏、5,600万ポンドのオファーを提示したがユヴェントスに拒否されており、アーセナルはこれを受けて本格的に交渉に乗り出す構えを見せている。
ロドリゴ(レアル・マドリード)獲得に失敗した過去もあるアーセナルにとって、ユルディズはその代替案として理想的なターゲットとなり得るだろう。
(Football Talk)