アーセナルに今夏加入したクリスティアン・ノアゴーが、出場機会の少なさに早くも不満を漏らしているようだ。
報道によれば、ノアゴーは自身のプレーがアーセナルにフィットしていない可能性を感じ始めており、早期の移籍を視野に入れているという。
今季ブレントフォードから1,500万ポンドで加入したノアゴーは、プレミアリーグでの出場はゼロ。
これまで唯一の先発出場は、リーグカップでのポート・ヴェイル戦に限られている。
10月の国際試合期間中、ノアゴーはデンマーク代表としてギリシャ戦に先発出場し、「これだけ試合に出ていなくても問題なくプレーできた。アルテタ監督が家で観てくれていたらいいんだけど」とコメント。
さらに「ズビメンディ(スペイン代表)とポジションを争ってるけど、今のところは彼が上だね」と冗談交じりに語った。
ノアゴーはズビメンディの後にアーセナルに加入しており、加入当初から主力ではなく控えとしての役割が予想されていた。
感動的な加入発表時には、アーセナルのユニフォームを着た息子と映る姿が注目されたが、本人は「応援要員」では満足できないようだ。
アルテタ監督は基本的に主力選手の固定を好む傾向にあり、特にズビメンディはすでに「不可欠な存在」として扱われている。
ノアゴーが出番を得るには、カップ戦での好成績やプレミアリーグ終盤の消化試合といった限られたチャンスに賭けるしかない。
ノアゴーは先日、「アーセナルが欧州最後のクラブになるだろう。契約は2年で、延長オプションもあるが、もし合わないと判断すれば契約満了後にデンマークへ戻る」とも語っており、移籍自体がキャリアの一区切りであることを示唆している。
現実として、彼が希望するほどの出場機会を得るのは難しいだろう。
ズビメンディを筆頭に、アルテタの信頼を得ている選手たちの壁は厚く、ノアゴーのポジション争いは厳しさを増す一方だ。
(Football 365)