アーセナルがセビージャに所属するフランス人MFリュシアン・アグメの獲得に本腰を入れていると、スペインの『Vamos Mi Sevilla FC』が報じている。
今夏、アーセナルはトーマス・パーティとジョルジーニョをフリートランスファーで放出。
その後釜としてマルティン・ズビメンディとクリスティアン・ノアゴーアを補強したが、中盤のさらなる層の強化が求められている。
そんな中、クラブは23歳のアグメに数ヶ月前から注目しており、すでに問い合わせを行ったとのこと。
選手本人もアーセナルの関心を認識しており、来年1月の移籍市場での本格的なオファーが期待されている。
アグメは昨季セビージャでブレイクし、リーガで35試合に出場。
今季もすでに7試合で1ゴール1アシストを記録し、中盤の要として躍動している。
1試合平均でボール回収4回、タックル2回、クリア2回、空中戦勝率は約60%と、守備面でも高い数値を残している。
その献身性と運動量から「次世代のカンテ」とも評され、アルテタ監督も将来的な中盤の核として期待している模様。
ノアゴーアが2027年までの短期契約(延長オプション付き)で加入しており、本人もキャリア晩年の母国復帰を希望していることから、アグメのような若手守備的MFの獲得は長期的ビジョンにも適合する。
なお、アグメの契約には3,500万ポンドのリリース条項が設定されているが、セビージャの財政状況を考慮すると、2,500万ポンド前後での交渉成立も現実的とみられている。
元々、アーセナルは今夏にもアグメの獲得を検討していたが、最終的にベルタSDの判断でノアゴーアに白羽の矢が立てられた経緯がある。
それだけに、今後のパフォーマンス次第では再び関心が高まる可能性は十分だ。
(Arsenal News)