元イングランド代表FWのガリー・リネカーが、アーセナルに加入したヴィクトル・ギョケレシュについて「得点は時間の問題」とし、現在の得点不足を過度に懸念する必要はないと語った。
ギョケレシュは、9月13日のノッティンガム・フォレスト戦(3-0)でゴールを挙げて以来、6試合連続で得点から遠ざかっている。
アーセナル加入後はここまで10試合で3ゴールと、ポルトガルのスポルティング時代の“66試合68得点”という圧巻の成績と比べると控えめな数字となっている。
それでも、リネカーはPodcast『The Rest is Football』で「彼はまだ多くのゴールを決めてはいないが、チームに新たな武器をもたらしている」と語り、次のように評価した。
「背後を突く動きができる選手で、それによって中盤やサイドの選手がスペースを得やすくなっている。走力もあり、ボックス内でのポジショニングも鋭い。ゴールは必ず生まれるはずだ。サカが復帰して本来のパフォーマンスを取り戻している今、チャンスはより増えるだろう」
アーセナルはここ数シーズン、プレミアリーグ優勝にあと一歩で届かない状況が続いているが、今季は7試合を終えて首位に立っており、リネカーは「今季は本当に面白い優勝争いになるかもしれない」と期待を寄せた。
ミケル・アルテタ監督も同様の見解を示しており、チャンピオンズリーグのオリンピアコス戦後のインタビューでは「今日はポスト直撃やブロックに阻まれる場面もあったが、パフォーマンス自体は素晴らしかった。得点できなくても、チームに貢献してくれている」とギョケレシュのプレーを称賛している。
ギョケレシュは代表戦期間中にスウェーデン代表としてスイスおよびコソボとのW杯予選に出場予定。
その後は10月18日のフルアム戦で、再びアーセナルでのゴールを狙うことになる。
アーセナルはわずか1週間前までリバプールに勝点差5をつけられていたが、現在は首位に浮上。
ギョケレシュのゴールラッシュが始まれば、念願のタイトル獲得に向けてさらに弾みがつきそうだ。
(Metro)