アーセナルは今夏も積極的な補強を行い、長年の課題だった「選手層の強化」に成功した。
プレミアリーグでの連続2位という悔しい結果を乗り越えるべく、チームはさらなる成長を目指している。
その中でも注目される新戦力が、ノニ・マドゥエケとエベレチ・エゼの両選手だ。
マドゥエケとエゼ、即戦力として存在感を発揮
マドゥエケは7月にチェルシーから4,850万ポンドで加入。
得点・アシストはまだないものの、1試合平均2.3回のチャンス創出というスタッツを記録し、BBCスポーツの戦術アナリストであるウミル・イルファン氏からは「センセーショナル」と称賛されている。
また、元クリスタル・パレスのエゼも印象的なパフォーマンスを披露。
7試合で1得点2アシストを記録し、特にマンチェスター・シティ戦での絶妙なパスからの同点弾は、記憶に新しい。
彼ら以上に評価される“真の発掘”ユリエン・ティンバー
しかし、マドゥエケやエゼ以上の評価を受けているのが、23年にアヤックスから加入したユリエン・ティンバーだ。
移籍金は3,800万ポンドで、「原石」としてU-23スカウトのアントニオ・マンゴ氏も高評価を与えていた逸材。
怪我の影響で最初のシーズンはほぼ欠場となったが、今季は右サイドバックの主力として完全復活。
直近の3試合すべてにフル出場し、リーズ戦では2得点1アシストと攻守両面で活躍。
以下は今季の主なスタッツ(90分平均):
指標 | 数値 |
---|---|
タックル&インターセプト | 5.4回 |
キーパス | 1.5回 |
パス成功数 | 36.8本 |
期待ゴール関与(xGI) | 0.35 |
これらのパフォーマンスを反映し、ティンバーの市場価値は現在5,700万ポンドに上昇。
エゼ(5,360万ポンド)やマドゥエケ(約4,500万ポンド)を上回る評価を得ている。
今季のキープレーヤーとして期待される存在
アルテタ体制の下でティンバーは欠かせない戦力へと成長。
ビルドアップ力と守備での安定感を併せ持つ彼の存在は、アーセナルが悲願のリーグ制覇を果たすための鍵となるだろう。
(Football FanCast)