カナダ代表のジェイデン・ネルソンが、将来アーセナルに加入するという夢を明かした。
今夏、クリスタル・パレスからアーセナルに加入したエベレチ・エゼは、トッテナム移籍間近と見られていたが、幼い頃からの憧れだったアーセナルからのオファーを選び、夢の復帰を果たした。
同様に、アーセナル移籍を夢見る選手は他にも存在する。
MLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに所属する22歳のウインガー、ジェイデン・ネルソンもその一人だ。
ネルソンはトロントFCのアカデミー出身で、2023年にノルウェーのローゼンボリに移籍。
その後ドイツのSSVウルムへのレンタルでは結果を出せなかったが、母国カナダに戻り、ホワイトキャップスで見事な活躍を見せている。
今シーズンは20試合で6アシスト2ゴールを記録し、プレーの幅を広げている。
インタビューでネルソンは「100%、ヨーロッパに戻ることが目標です」と語り、最終的な夢はプレミアリーグでプレーすること、そして中でもアーセナルが理想のクラブだと明言した。
「今はホワイトキャップスで満足していますが、プレミアリーグでプレーするのが夢。アーセナルは自分のチームで、もし契約できたら本当に素晴らしいことです」とコメント。
また、彼は子どもの頃からティエリ・アンリに憧れていたと語り、現在はブカヨ・サカやマルティン・ウーデゴールのプレーを称賛。
さらに、同じくアーセナルの若手であるマックス・ダウマンについては「驚異的な才能」と高く評価している。
アーセナルとMLSの関係
アーセナルは過去にもMLSから選手を獲得しているが、成功例は限られている。
2022年にはGKマット・ターナーをニューイングランド・レボリューションから獲得したものの、1年後にはノッティンガム・フォレストへ放出された。
同年にはコロラド・ラピッズ(同じくスタン・クロエンケ氏が所有)からDFオーストン・トラスティを獲得したが、アーセナルでの出場はなく、バーミンガム・シティへのローンを経て2023年にシェフィールド・ユナイテッドへ売却された。
このように、アーセナルがMLS市場に再び注目するかは不透明だが、ネルソンはその中でも際立った存在となり、クラブに無視できない存在になることを目指している。
(TBR Football)