アーセナルがレアル・ソシエダ所属の久保建英の獲得に乗り出す可能性があると、スペインのメディア『Fichajes』が報じています。
報道によれば、アーセナルは来年1月の移籍市場で最大4,500万ユーロ(約78億円)のオファーを準備しており、本人も「ステップアップ」と捉えて前向きな姿勢を見せているとのことです。
久保は元レアル・マドリード所属ながらトップチームでの出場機会はなく、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェなどでのレンタルを経て、2022年にソシエダへわずか600万ユーロで完全移籍。
現在ではラ・リーガ屈指のウィンガーとして活躍しており、公式戦142試合で24ゴール18アシストという数字を残しています。
「第二のウーデゴール?」レアルからの復活劇に重なるキャリア
久保のキャリアは、現在アーセナルで主将を務めるマルティン・ウーデゴールの歩みにも重なります。
ウーデゴールもかつてレアルで期待された若手でしたが出場機会を得られず、最終的にアーセナルで開花しました。
久保も同様に、ソシエダで才能を開花させた後、プレミアリーグでさらなる飛躍を遂げる可能性があります。
アーセナルは今夏の移籍市場で、スビメンディ、ギョケレシュ、エゼらを獲得するなど積極補強を敢行。
シーズン開幕から5試合で2位につけ、チャンピオンズリーグでも初戦を2-0で制する好スタートを切っています。
なぜ今、久保なのか?
現在、アーセナルではブカヨ・サカの控えとしてノニ・マドゥエケを今夏チェルシーから獲得しましたが、マドゥエケはマンチェスター・シティ戦で膝を負傷し、2か月の離脱が見込まれています。
これを受けてアーセナル首脳陣は、即戦力として久保の獲得に動く可能性が高まっていると見られています。
また、リヴァプール所属の遠藤航も2024年に「サラーの後継者としてふさわしい日本人は久保」と語っており、その評価は国内外で高まっています。
元マジョルカCEOのマエタ・モランゴ氏は、久保を「技術だけでなく、判断力とメンタルの強さを備えた将来のスーパースター」と高く評価。クラブのリーダーとしての資質も兼ね備えていると太鼓判を押しています。
(Team Talk)