アーセナルが今夏、バレンシアから1,300万ポンド(約26億円)で獲得した21歳のセンターバック、クリスティアン・モスケラに対して、クラブ関係者はその活躍ぶりに早くも満足感を示していると、移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ氏がニュースレターで伝えた。
アーセナルのスポーツディレクターであるアンドレア・ベルタは、モスケラの補強について「間違いなくバーゲンだ」と述べ、クラブ全体も同様の評価をしているという。
加入当初、モスケラはサリバとガブリエウのバックアップと見なされていたが、サリバの負傷によりスタメンの座を掴むと、そのまま実力でポジションを守っている。
リヴァプール戦では堂々たるプレーを披露し、続くノッティンガム・フォレスト戦ではクリーンシートに貢献。
チャンピオンズリーグ初戦のアスレティック・ビルバオ戦でも先発出場し、7回のデュエル勝利と6回のクリアを記録した(Sofascore調べ)。
アルテタ監督もモスケラを「素晴らしい」と高評価しており、今後もチームの中核を担う存在として期待されている。
なお、モスケラは現在、週給5万5,000ポンドの5年契約を締結しており、将来的な市場価値の上昇も見込まれている。
サリバが復帰すれば出場時間は減少する可能性があるものの、現時点でのパフォーマンスからは、獲得金額以上の価値を持つ「掘り出し物」と言って差し支えないだろう。
(Give Me Sport)