アーセナルはチャンピオンズリーグ開幕戦でビルバオの地を訪れ、アスレティック・クラブ相手に2-0で勝利した。
注目されたのは、スタメンの高額攻撃陣ではなく、途中出場から結果を出したガブリエル・マルティネッリとレアンドロ・トロサールだった。
アーセナルは今夏、ビクトル・ギョケレス、エベレチ・エゼ、ノニ・マドゥエケに1億7,000万ポンド以上を投じたが、先発の3人は相手守備を崩すのに苦戦。
一方で、途中出場のマルティネッリが流れを変えた。
後半70分に投入されたマルティネッリは、わずか30秒後に自陣から約40メートルのドリブル突破を見せ、GKとの1対1を制して先制点をマーク。
さらに87分にはトロサールへのアシストで2点目を演出。わずか20分弱のプレーで存在感を見せつけた。
マルティネッリとトロサールはいずれも移籍の噂が報じられているが、今回の活躍でアルテタ監督への強烈なアピールとなった。
一方、先発組の評価は分かれた。
ギョケレスは見せ場を作れず頭部の負傷で交代、エゼは左ウイングでやや不慣れな様子を見せ、マドゥエケもサイドで相手DFに抑え込まれた。
守備陣では、新加入のクリスティアン・モスケラが引き続き安定したプレーを披露。
サリバ不在時の代役として申し分ない働きを見せている。
ジンチェンコのポジションを争うカラフィオーリも堅実な守備で貢献した。
アルテタ監督は「選手たちは組織的に守れたが、攻撃面では十分な決定機を作れなかった」と試合後に述べつつ、交代選手の活躍に「期待通りの反応だった」と手応えを口にした。
(Goal)