トロサール、ベシクタシュ関心もアーセナル残留へ
アーセナルのフォワード、レアンドロ・トロサールが、トルコのベシクタシュからの関心が報じられる中で、クラブに残留することが明らかになりました。
移籍市場に精通したファブリツィオ・ロマーノ氏によると、トロサール本人には移籍の意向がなく、アーセナル側も放出するつもりはないとのことです。
ベシクタシュの関心と移籍の噂
トルコ国内の移籍期限はまだ開いているため、ベシクタシュが30歳のベルギー代表トロサールの獲得を検討していたと報じられていました。
イングランドの移籍市場はすでに閉じており、タイミング的にもアーセナルにとって代替選手の獲得が難しい状況でした。
しかし、ロマーノ氏は「トロサールがトルコに移籍する可能性はまったくない」と明言し、アーセナルが今季の構想にしっかりと組み込んでいることを示しました。
新契約で給与アップも契約期間は据え置き
さらにロマーノ氏は、トロサールがアーセナルと新たな契約に合意したことも伝えています。
新契約では給与が引き上げられるものの、契約期間は2027年夏までと従来のまま据え置かれる模様です。
このような対応は、クラブが選手の貢献を正当に評価しつつ、チーム内のバランスや長期的な安定を重視していることの表れです。
戦力維持の重要性
トロサールは、ブライトンから加入して以来、攻撃陣の柔軟な選択肢として活躍してきました。
前線の複数ポジションをこなし、狭いスペースでのチャンスメイクや得点能力にも優れた選手です。
アーセナルは今季、プレミアリーグのタイトル争いと欧州カップ戦の両立を目指しており、戦力の継続性が求められています。
このタイミングで主力を手放すことは、大きな戦力ダウンとなる可能性がありました。
今後への展望
今回の契約更新により、アーセナルはチームの安定性を保ちつつ、トロサールの貢献を継続して期待できる状況となりました。
先発でも途中出場でも機能する経験豊富な選手がいることは、試合数の多い今季を戦う上で大きなプラスとなります。
この発表が過密日程の中で行われたことも、チームの結束力を高める意味で重要です。
アーセナルのファンにとっては、残留が確定したことに安心感を覚えるニュースとなったでしょう。
(EPL Index)