報道によると、アーセナルのスポーツディレクターであるアンドレア・ベルタは、今夏の移籍市場でマルティン・スビメンディとは別の「6番」の選手の獲得を望んでいたという。
アーセナルは7月、レアル・ソシエダから守備的MFスビメンディを6000万ポンドで獲得したが、事態は異なる展開になる可能性もあった。
『The Athletic』によれば、このディールの枠組みはベルタが正式にクラブに加わる以前にすでに合意されていたとのこと。
もし彼がもっと早く就任していれば、「6番の役割を担う他の候補者を優先していた可能性がある」と報じられている。
どの選手がその「他の候補」だったのかは明確ではないが、スビメンディ獲得前には複数の守備的MFとの関連が報道されていた。
例えば、アトレティコ・マドリードのパブロ・バリオスや、セビージャのリュシアン・アグメが候補に挙がっていたとされている。
また、クリスタル・パレスのアダム・ウォートンにも関心を持っていたという。
スビメンディは今季のプレミアリーグ開幕3試合すべてに先発出場し、マンチェスター・ユナイテッドとリーズに勝利。直近ではリバプールに敗れた。
元アーセナルのMF、スチュワート・ロブソンは、スビメンディに対しやや懐疑的な見方を示している。
「彼はダイナミックではない。ホールディングMFとしてボールを保持することはできるが、前にパスを出すことはほとんどない」と『ESPN』で語った。
「ラ・リーガの試合で彼のプレーを何度か見たが、前方への効果的なパスや決定機を生むようなプレーは少ない。単にボールを循環させるだけの選手に高額の移籍金を払うのは疑問だ」と述べている。
一方、リバプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガーは、「アーセナルのミケル・アルテタ監督がスビメンディをリバプールから“盗んだ”」と冗談交じりに語っている。
「スビメンディはリバプール入りに同意していたと聞いていた。でも直前で『やっぱり1年ソシエダに残る』と方向転換した。アルテタはバスク出身で、彼に直接声をかけたんだろう」と、ポッドキャスト『Stick to Football』で語っている。
(Metro)