アーセナルが、ジローナに所属する若手サイドバック、アルナウ・マルティネスの獲得に向けて、800万ユーロ（約13億円）以上のオファーを提出したことが報じられた。
今夏、スポーツディレクターのアンドレア・ベルタの下で積極的な補強を進めるアーセナルは、すでに2億6,000万ポンド以上を費やしており、エベレチ・エゼの獲得ではトッテナムの交渉を横取りする形で話題を呼んだ。
同クラブはさらにピエロ・インカピエ（レバークーゼン）らの獲得にも動いており、守備陣強化に余念がない。
そんな中、スペインの若手マルティネスに対してもオファーを行った模様だ。
ジャーナリストのサンティ・アウナによると、アーセナルはジローナに対し、800万ユーロに加え、200万ユーロのボーナスを含む総額1,000万ユーロの提案を提出している。
マルティネスは22歳の右サイドバックで、センターバックや右ミッドフィールダーとしてもプレー可能なユーティリティ性を持つ。
ジローナのアカデミー出身で、すでにトップチームで163試合に出場しており、チャンピオンズリーグでも経験を積んでいる。
かつてユース時代から注目されていた選手で、スカウトのジャセク・クリグ氏は「完全なフルバック」で「俊敏かつ素早い」と評価している。
アーセナルではティンバーやベン・ホワイトとポジションを争う形になると予想されるが、若さと経験を兼ね備えた存在として今後の成長に期待がかかる。
移籍市場の最終日が迫る中で、マルティネスの動向は注目される。
交渉が成立すれば、アーセナルの今夏の補強におけるもう一つの成功例となるかもしれない。
（Football FanCanst）