アーセナルは、クリスタル・パレスに所属するエベレチ・エゼの獲得に向けて、6,800万ポンド(約134億円)での合意に原則的に達したという。
信頼性の高い記者デイビッド・オーンステインによると、エゼは木曜日のカンファレンスリーグ・プレーオフ(対フレドリクスタ)に出場後、アーセナルのメディカルチェックを受ける予定となっている。
当初はトッテナム・ホットスパーが移籍先の有力候補と見られていたが、アーセナルは交渉終盤に入り、電撃的に交渉をまとめた模様。
報道によれば、エゼ自身がエミレーツでの新たな挑戦を望んでおり、それが決め手となったという。
注目すべきは、エゼの契約には今月初めまで有効だったリリース条項が存在していたが、アーセナルはそれが失効した後もクラブ間交渉を通じて、実質的に同額で合意に達した点である。
交渉には、アーセナルのアンドレア・ベルタSDとティム・ルイス副会長が深く関与していた。
なお、アーセナルがエゼ獲得に本腰を入れた背景には、カイ・ハフェルツの膝の負傷がある。
ハフェルツは開幕直後から離脱しており、攻撃的MFの補強が急務となっていた。
エゼは元々QPRから1,950万ポンドでパレスに加入したが、今回の移籍により、クラブは大きな利益を手にすることになる。
アーセナルとしては、夏に加わったストライカーのビクトル・ギョケレシュとの連携に期待が寄せられている。
スカイスポーツのジェイミー・キャラガーから「スーパースター」と評されるエゼは、前節のチェルシー戦でも6本のシュートを放つなど、存在感を発揮している。
攻撃的MFとしてだけでなく、ドリブルやチャンスメイクでも高い評価を受けており、アーセナルの攻撃陣に新たな選択肢と柔軟性をもたらす存在になると見られている。
(Give Me Sport)