アーセナルはこの夏、すでに2億ポンド以上を投じて戦力を強化しているが、移籍市場が閉まる9月1日までにさらなる補強がある可能性が残されている。
現在は選手の放出に重点を置いており、ファビオ・ヴィエイラ、カール・ハイン、サンビ・ロコンガ、リース・ネルソン、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオルの退団が噂されている。
中でも注目されているのが、レアンドロ・トロサールの去就だ。
契約が残り1年となっており、ベルギー国外のクラブからの関心が高まっている。
クラブとしてはフリーでの退団を避けたい考えで、今夏中の売却が現実味を帯びている。
このトロサールの移籍が実現した場合、アーセナルはその代役として新たなウィンガー獲得に動くとされている。
候補の筆頭は、以前から関心が報じられているレアル・マドリードのロドリゴだ。
『CaughtOffside』によれば、アーセナルの補強責任者アンドレア・ベルタは、ロドリゴのローン移籍に買い取りオプションを付けた形での獲得を計画しているという。
この計画は現在一時的に保留となっているが、トロサールの売却が進めば再び本格化する可能性がある。
ロドリゴは現在、週給20.7万ポンドでレアル・マドリードに所属しており、昨季は公式戦で14ゴール11アシストと安定した成績を残した。
チームメイトのジュード・ベリンガムからは「最も才能にあふれた選手」と称されている。
なお、このブラジル代表選手には、マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、サウジのアル・ナスルからも関心が寄せられており、特にシティはサヴィーニョの後釜として8600万ポンドの入札準備をしているとも報じられている。
ただし、ロドリゴ自身は欧州残留を希望しており、アーセナルにとっては適切なタイミングで交渉を進められれば、獲得のチャンスがあるといえる。
(Football FanCanst)