トッテナムとの敗戦でやや水を差された形にはなったが、今夏のアーセナルはピッチ内外ともに順調な補強が進んでいる。
ヴィクトル・ギェケレシュの獲得は最大の目玉であり、昨季52試合で54得点13アシストという驚異的な成績を残したストライカーは、新シーズンの切り札として期待されている。
さらにクラブは今も積極的に動いており、RBライプツィヒのシャビ・シモンズがターゲットとして挙がっていたが、現在はチェルシーが彼の獲得に前向きとされている。
しかしアーセナルは、より優れた補強候補としてエベレチ・エゼに照準を定めているとファブリツィオ・ロマーノ氏が報道。
クリスタル・パレスもアーセナルからの正式オファーを予期しており、エゼ本人も移籍に非常に前向きであるという。
27歳のエゼには契約解除条項(6,750万ポンド)はすでに失効しているが、今後の交渉で移籍金がいくらになるかは未定。しかし、その価値は十分にあると見られている。
なぜエゼはシモンズ以上なのか?
エゼとシモンズはどちらも優れた攻撃的選手だが、出場数・得点関与率の点ではエゼがわずかに上回る。
- エゼ:43試合(3,303分)14得点11アシスト → 平均132.1分に1得点関与
- シモンズ:33試合(2,763分)11得点8アシスト → 平均145.4分に1得点関与
さらに、エゼはプレミアリーグという世界で最も競争が激しいリーグで結果を残しており、経験値の高さも強みだ。またロンドン在住である点も、即戦力としてスムーズな適応が見込める。
パレスでの活躍やFAカップ制覇もあり、ミカ・リチャーズ氏からは「中盤の魔術師」とも称されるエゼは、アルテタ体制のアーセナルに完璧にフィットすると見られている。
(Football FanCanst)