アーセナルは今夏の7人目の補強として、クリスタル・パレスのエベレチ・エゼの獲得に関して「合意に達した」と一部メディアが報じている。
マルティン・ズビメンディ、ヴィクトル・ギョケレシュ、ノニ・マドゥエケら6名の新戦力を加えたアーセナルは、さらなる攻撃オプションとしてエゼに注目。
元アーセナルのポール・マーソン氏も「理想的な補強」と絶賛している。
報道によると、アーセナルはエゼ本人と個人合意を済ませており、選手はすでにクラブに退団の意志を伝えている。
移籍金は契約解除金6,800万ポンドのうち、最初に3,000万ポンドを支払い、残りは分割で支払う構成となる見通しだ。
ただし、パレスはエゼの後任となる選手の獲得を完了するまで正式な売却を保留する構え。
全額一括で支払えば移籍が即決されるが、現時点ではアーセナルは分割払いを希望している。
BBCのサミ・モクベル記者によれば、解除条項は夏の移籍市場終了の2週間前に失効することが報じられており、パレス側の立場をより強固にしている。
アーセナルは現時点で条項を行使する動きは見せておらず、選手売却後に本格的な動きを取る可能性があるという。
また、エゼの最適なポジションが「左ウイング」か「10番(中央)」かでクラブ内部でも意見が分かれており、その役割が定まっていないことも判断を難しくしている。
一方、選手本人はアーセナル移籍に強い関心を示しており、周囲にも「シーズン終了時にはエミレーツにいる」と語っているとのこと。
2024/25シーズン、エゼは43試合で14得点11アシストを記録。そのうち左ウイングとしての出場は3試合のみで、大半は攻撃的MFとしてプレーしていた。
アーセナルがトロサールの売却などで予算を確保すれば、7人目の補強としてエゼの加入が現実味を帯びてくるだろう。
(Team Talk)