アーセナルが関心を寄せるレアル・マドリード所属のロドリゴは、トッテナム・ホットスパーへの移籍に興味を示していないようだ。
Foot Mercatoの記者サンティ・アオウナによれば、スパーズからの照会はあったものの、本人は加入に前向きではなく、両者の間で正式な交渉も行われていない。
ロドリゴは、マドリードを離れる場合でも、より大きなクラブへの移籍を望んでいるとされており、これはアーセナルにとっては追い風となる一方で、スパーズのトーマス・フランク監督にとっては痛手となりそうだ。
アーセナルはすでにロドリゴの代理人と予備的な接触を行っており、アルテタ監督を含む首脳陣は彼の万能性とクオリティを高く評価している。
ロドリゴは左右のウイング、さらにはセンターフォワードとしてもプレー可能であり、条件次第ではアーセナルは正式オファーに動く構えだ。
レアル・マドリードも24歳のこの選手の放出には前向きとされるが、移籍金は高額になる見込みであり、アーセナルがそれを満たせるかは不透明だ。
なお、アーセナルは今夏、ノニ・マドゥエケを獲得しウイングの補強を進めているが、さらに追加で獲得する可能性も残されている。
その候補として挙がっているのが、プレミアリーグで実績のあるクリスタル・パレスのエベレチ・エゼだ。
エゼの契約解除金は約6,800万ポンドとされており、アルテタ監督はロドリゴとエゼ、どちらに照準を絞るか判断を迫られる可能性がある。
いずれの選手もアーセナルの攻撃力を大きく向上させる潜在力を秘めているが、既に今夏の補強費用はギョケレシュ(6,350万ポンド)、ズビメンディ(6,000万ポンド)、マドゥエケ(約5,000万ポンド)などで2億ポンドに達しており、プレミアリーグの「収益性・持続可能性規則(PSR)」に抵触しないためにも、慎重な判断が求められる。
(Arsenal News)