アーセナルが新シーズンに向けて本格的に始動します。
ミケル・アルテタ率いるチームは、すでにワトフォードとの非公開試合で2-0の勝利を収めており、明日にはシンガポールでACミランとのプレシーズン初戦を迎えます。
しかし、その試合よりも注目されているのが、新たなストライカー獲得のニュースです。
アーセナルは「現代のイアン・ライト」とも言われるヴィクトル・ギェケレシュと合意に達したと報じられています。
アーセナルは今夏、マルティン・スビメンディ、クリスティアン・ノアゴーア、ケパ・アリサバラガ、ノニ・マドゥエケをすでに獲得。
さらにクリスティアン・モスケラの合流や、エベレチ・エゼとの関連報道もあり、活発な補強が続いています。
そして今回の目玉補強となるのが、スポルティング所属のヴィクトル・ギェケレシュ。
ジャーナリストのベン・ジェイコブズ氏によれば、アーセナルはスポルティングと6,350万ユーロ(約109億円)+1,000万ユーロ(約17億円)のボーナスで合意に達し、ギェケレシュは24時間以内にメディカルチェックを受ける予定とのこと。
さらに、ミゲル・デレイニー記者によると、ギェケレシュはシンガポールのプレシーズンキャンプに合流するため、フライトの準備を整えているそうです。
この大型移籍に見合うだけの実績をギェケレシュは残しています。
2023年にコヴェントリーからスポルティングへ移籍して以降、102試合で97ゴール28アシスト、計8417分出場。
1試合あたり平均1.22得点関与、67.33分に1得点関与という驚異的な成績を記録しています。
過去2シーズンの内訳を見ると:
- 2023/24シーズン:50試合、43ゴール、15アシスト
- 2024/25シーズン:52試合、54ゴール、13アシスト
仮にポルトガルでの活躍がプレミアリーグで半減しても、十分に戦力として期待できます。
イアン・ライトが記録した185ゴール31アシスト(288試合)という伝説に、ギェケレシュがどこまで迫れるか注目されます。
ギェケレシュもライトと同様に28歳を前にアーセナル入りする形となり、右足のフィニッシャーという共通点も。
アーセナルが長らく求めてきたエースストライカーが、ついに誕生するかもしれません。
(Football FanCanst)