レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴが、アーセナル移籍を「絶対的な優先事項」と考えていると報じられている。
アーセナルはこの夏の移籍市場で攻撃陣の補強を積極的に進めており、すでにチェルシーからGKケパ・アリサバラガを獲得。
さらにマルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)やクリスティアン・ノアゴーア(ブレントフォード)の加入も予定されている。
新たなウイング補強も重要課題となっており、特にバイエルン・ミュンヘンがガブリエウ・マルティネッリに関心を示しているため、左サイドを強化する必要があるとされる。
信頼できる記者ファブリツィオ・ロマーノは、ロドリゴを「アーセナルの夢のターゲット」と表現しており、クラブはブラジル代表FWの要求を満たす意思があると伝えられている。
レアル・マドリードの新監督シャビ・アロンソはロドリゴの放出を容認する方針で、昨季カルロ・アンチェロッティ体制下で不満を抱えていたことも背景にあるという。
ロドリゴは「非常に完成度の高いアタッカー」と評され、スピード・フィジカル・テクニックを兼ね備え、1対1の局面にも強い。
サウジアラビアのアル・ナスルから「白紙小切手」を提示されたものの、ヨーロッパ残留を最優先にしているとされ、アル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウドとの共演という魅力的なオファーにも応じなかったという。
アーセナル関連の大手X(旧Twitter)アカウント「Hand of Arsenal」によると、ロドリゴ側は「プレミアリーグでのプレーを望み、特にアーセナルを最優先に考えている」と明確に伝えているとのこと。
一方、元トッテナムFWでアーセナルファンのダレン・ベントは、ロドリゴがセンターフォワードとして起用される可能性を示唆。
ベントは「まずは本職のストライカーを獲得すべきだが、ロドリゴも24歳と若く、成長余地が大きい。ストライカーに加え彼を獲得できれば理想的だ」と語った。
ロドリゴは主に右ウイングを得意とするが、中央でもプレー可能で、サカとの兼ね合いでセンター起用がオプションになる可能性もある。
アーセナルは他にも、スポルティングのヴィクトル・ギェケレシュなどについても移籍成立の可能性が高まっている。
ロドリゴの移籍金は6,800万ポンド(約134億円)とされるが、アーセナルにとって攻撃陣の決定力と層を大幅に引き上げる補強になると期待されている。
(Team Talk)