アーセナルは、今夏の移籍市場でヴィクトル・ギョケレシュの獲得に向けて大きく動いているようです。
RBライプツィヒがベンヤミン・シェシュコに対して非常に高額な移籍金を要求したため、スポルティングCP所属のギョケレシュへの関心が再燃しています。
複数の報道によると、アーセナルはすでにギョケレシュ本人とその代理人と交渉を再開し、オファーも提示済みとのことです。
移籍金については6,000万ポンド(119億円)以上が必要とされ、正確な金額は明らかになっていませんが、非常に高額な取引になるのは間違いありません。
それでもクラブが積極的に動く理由は、ギョケレシュの得点力にあります。
2023年にスポルティングに加入してからの2シーズンで、公式戦102試合に出場し、通算97ゴール28アシストを記録。
試合平均に換算すると1.22回の得点関与を誇り、67分に1回ゴールやアシストを生み出しています。
直近の2シーズンを見ても、2023/24シーズンは50試合43ゴール15アシスト、2024/25シーズンは52試合54ゴール13アシストと驚異的な数字を残しています。
仮にイングランドでその半分の成績しか挙げられなかったとしても、リーグ屈指のストライカーになることは確実です。
一方で、アーセナルは同時にクリスタルパレスのエベレチ・エゼの獲得も狙っており、この2人の共演を視野に入れていると報じられています。
エゼは昨シーズンのプレミアリーグで34試合に出場し、8ゴール8アシストを記録。中盤で高い創造性を発揮できる選手です。
ギョケレシュの決定力とエゼのパスセンスが合わされば、アーセナルの攻撃は大きく進化するでしょう。
クラブは昨季の2位から一歩前進し、優勝を目指す上で、ギョケレシュの加入が大きな鍵を握ることになりそうです。
コスト面では難しい交渉になる見通しですが、アーセナルが本気でタイトルを狙うのであれば、この移籍を実現させる価値は十分にあるでしょう。
(Football FanCanst)