アーセナルがスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュの獲得に向け、再びオファーを提示する準備を進めていると、ポルトガル複数メディアが報じています。
6月12日、ポルトガルの『Mais Futebol』や『CNNポルトガル』の記者ブルーノ・アンドラーデ氏によれば、アーセナルはギョケレシュに対して最初の正式オファーを提示したとのこと。
その内容は、固定額で6000万ユーロ未満、加えて最大1000万ユーロの出来高ボーナスを含むものでした。
その後、『Record』紙がさらに詳しい内訳を報じ、実際のオファーは5500万ユーロに1000万ユーロのボーナスが加えられたものだったと伝えています。
なお、このオファーはスペイン・メノルカ島で行われた会合で提示されたもので、アーセナルのスポーツディレクターであるアンドレア・ベルタ氏とクラブの弁護士、そしてスポルティング側からはフットボール部門の責任者ベルナルド・パルメイロ氏が出席していたとされています。
しかし、スポルティング側にとってこの金額では満足できない模様です。
同クラブの会長であるフレデリコ・ヴァランダス氏は、ギョケレシュ側の「6000万ユーロ+1000万ユーロで退団可能」という昨年の合意があったという主張を否定しました。
スポルティングは、最低でも8000万ユーロ(約133億円)の移籍金を求めているとみられています。
その後、アンドラーデ氏は新たなレポートを公開。アーセナルは現在、前回提示した5500万ユーロを上回る保証額を含み、ボーナス込みで7000万ユーロを超える新たなオファーを準備中であると伝えました。両クラブ間の関係は良好で、交渉は今後も継続される見込みです。
なお、マンチェスター・ユナイテッドもギョケレシュに関心を示しているものの、彼らが支払う意思のある金額は「6000万+1000万ユーロ」にとどまっており、ギョケレシュ本人との条件交渉にも障害があると報じられています。
アーセナルがこの競争を制し、ギョケレシュをロンドンに迎えることができるのか。今後の動向に注目が集まります。
(Sport Witness)