アーセナルが、スポルティング・リスボン所属のストライカー、ヴィクトル・ギョケレシュの獲得に向けて「非常に進んだ段階」の交渉を行っていると、ポルトガルのジャーナリスト、ヌーノ・ファリーニャ氏が報じています。
2024/25シーズン、ガブリエウ・ジェズスやカイ・ハヴァーツの負傷により正真正銘のストライカー不在に苦しんだアーセナルは、来季に向けて確実な補強が急務となっています。
ギョケレシュはこのシーズン、スポルティングで全公式戦54ゴールを記録し、欧州でも屈指の得点力を誇る選手として注目を集めています。
これまではRBライプツィヒのベンヤミン・シェシュコとともにアーセナルの最優先ターゲットとされてきましたが、シェシュコに関しては契約面での問題が進展を妨げている可能性があると報じられています。
一方で、ギョケレシュ側はアーセナル移籍を「初めから望んでいた」とされ、選手自身が代理人に対して強い希望を表明しているとのこと。
現在、アーセナル首脳陣と代理人との直接会談がロンドンで行われており、交渉のスピードアップが期待されています。
ファリーニャ氏によれば、スポルティング側にはまだ正式なオファーは届いていないものの、「今回ばかりは具体的な提案がなされる見込み」と述べています。
移籍金に関しては、スポルティングが求める7000万ユーロ(約116億円)以上の条件には応じない方針を示しているため、アーセナルがどのような条件を提示するかが焦点となりそうです。
なお、同選手に対してはマンチェスター・ユナイテッドも関心を示していますが、ギョケレシュの「アーセナル志望」が強いため、北ロンドンへの移籍が実現する可能性は十分にあります。
今後の補強戦略の要とも言えるストライカー補強。アーセナルはその第一歩として、欧州屈指のゴールゲッターとの契約にどこまで迫れるかが注目されます。
(Football 365)