新シーズンを目前に控え、アーセナルが注目の若手ストライカー、ベンヤミン・シェシュコの獲得に向けて大きく前進していると報じられています。RBライプツィヒ所属のこのスロベニア代表は、今夏の移籍市場における最注目株の一人です。
アーセナルは現在、ロドリゴ(レアル・マドリード)、ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン)、久保建英(レアル・ソシエダ)など複数の攻撃的タレントとリンクされています。
バルコラには約1億100万ポンド、久保には約5,000万ポンドの移籍金が見込まれていますが、いずれもウイングタイプであり、アーセナルにとって最も必要とされている「純粋な9番タイプ」ではありません。
その点で、シェシュコはまさにチームが必要とするピースと言える存在です。
報道によると、アーセナルはライバルのチェルシーと並んでシェシュコ獲得の有力候補とされており、すでにスポーツディレクターのアンドレア・ベルタがRBライプツィヒと直接交渉を行っているとのことです。移籍金は約6,800万ポンド(約131億円)に達する見込みです。
シェシュコの今季(2024-25)成績は以下の通り:
項目 | シェシュコ | ロドリゴ |
---|---|---|
出場試合数 | 45 | 50 |
出場時間 | 3258分 | 3290分 |
ゴール数 | 21 | 13 |
アシスト数 | 6 | 10 |
試合あたりの得点関与 | 0.6 | 0.46 |
1得点関与あたりの時間 | 120.66分 | 143.04分 |
上記の数字からも分かる通り、より強豪チームに所属するロドリゴよりも、シェシュコの方が効率的に得点関与を重ねています。
加えて、シェシュコは「6フィート4インチ(約193cm)のスピードスター」と称され、「トランジションにおいて止められない存在」との評価を受けており、その身体能力と技術の高さが高く評価されています。
また、彼は今季だけでなく過去2シーズンも安定して二桁得点を記録しており、継続性のあるパフォーマンスも魅力の一つです。
分析家のEBLは彼を「世界最高の9番になりうるポテンシャルを持つ」と評価しており、その将来性も含めて、アーセナルにとっては「ロドリゴ以上にワクワクさせる存在」と言えるでしょう。
今夏のアーセナルは複数の攻撃的補強が必要とされる中で、シェシュコのような即戦力かつ将来性を持った選手の獲得は、クラブにとって大きな一歩となりそうです。
(Football FanCanst)