アーセナルはブラジル人ウィンガー、マルキーニョスをクルゼイロに完全移籍で売却したことを発表しました。
マルキーニョスは2022年にサンパウロから加入。当初は同郷のガブリエウ・マルティネッリの成功に続く存在として大きな期待を背負っていました。
しかし、エミレーツ・スタジアムでのキャリアは、輝かしいものとは言えず、目立った成果を残すことなく終わりました。
加入当初は将来的な主力候補として注目されていたものの、プレミアリーグで継続的に貢献するレベルには到達できず、成長は期待に及びませんでした。
多くの時間をローン移籍で過ごし、アーセナルでの出場機会は限られていました。
ヨーロッパ各地のクラブで経験を積む機会が与えられましたが、いずれも目立った活躍は見られず、定位置を確保するには至りませんでした。
昨年にはブラジルに戻り、フルミネンセでプレーしましたが、完全移籍には至らず。そして直近ではクルゼイロへレンタル移籍し、その短期間の滞在を経て、今回の完全移籍に至りました。
ファブリツィオ・ロマーノ氏の報道によると、マルキーニョスはクルゼイロと2028年までの契約を締結。これにより、アーセナルでの2年間のキャリアに終止符が打たれました。
この移籍は、アーセナルの補強戦略の変化を象徴しています。クラブは今後、より実力のある即戦力の獲得に注力する方針を強めており、欧州の舞台で通用する戦術的・フィジカル的に完成度の高い選手への投資を重視しています。
マルキーニョスの退団は、アーセナルの選手育成とチーム構築における方向性の変化を反映しており、今後の強化方針にも注目が集まります。
(Just Arsenal)