信頼性の高い移籍ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏は、アーセナルが1億2600万ポンド(約244億円)のストライカー獲得に関心を示しているという報道を裏付けました。
今夏、世界クラスの得点源を確保したいと考えているアーセナルは、ミケル・アルテタ監督の下、ストライカーの補強を最優先課題としています。
現在、同監督のリストには主に2人の名前が挙がっており、それがスポルティングCPのヴィクトル・ギョケレシュとRBライプツィヒのベンヤミン・シェシュコです。
シェシュコについては、Sky Germanyのフロリアン・プレッテンベルグ氏によると、すでに「具体的な交渉」が行われているとのこと。
一方で、ポルトガルの一部メディアは、ギョケレシュがアーセナルから5年契約のオファーを受け取っていると報じています。
2024/25シーズン、シェシュコはライプツィヒで21ゴールを記録し、前シーズンの18ゴールを上回る成績を残しました。
一方のギョケレシュは、スポルティングで公式戦52試合に出場し、54得点という圧巻の成績を収めています。
この2人のいずれかが加入すれば、アーセナルにとっては大きな戦力強化となるのは間違いなく、得点力不足に悩まされた昨季の反省を活かす補強となるでしょう。
なお、アルテタ監督はシェシュコを特に希望しているとされる一方で、新たにスポーツディレクターに就任したアンドレア・ベルタ氏はギョケレシュを高く評価していると、サイモン・フィリップス氏が伝えています。
さらに、アーセナルは他にもターゲットをリストアップしており、その中にはアトレティコ・マドリード所属のフリアン・アルバレスも含まれています。
アルゼンチン代表のアルバレスは25歳ながらすでに数々のタイトルを手にしており、アトレティコ移籍初年度となった昨季は54試合で29ゴール7アシストと華々しい活躍を見せました。
ベルタ氏がマンチェスター・シティから約8200万ポンドで獲得した選手であり、契約には1億2600万ポンドの解除条項が設定されているとされています。
スペイン紙「マルカ」やジャーナリストのダビド・メディナ氏によると、アーセナルはアルバレス獲得の有力候補とされています。
これについてロマーノ氏も「アーセナルが関心を持っているのは事実」と認めており、信憑性の高い情報と言えるでしょう。
ただし、アトレティコはアルバレスの残留を強く望んでおり、ディエゴ・シメオネ監督の下で主力として活躍している彼を手放す可能性は低いと見られています。
アルバレスは大舞台での勝負強さと安定したパフォーマンスを兼ね備えており、アーセナルの前線に確実なアップグレードをもたらす存在です。しかし、現時点では獲得は容易ではなさそうです。
(Football FanCanst)