アーセナルは今夏の移籍市場でストライカーの補強に動く見込みです。
2024/25シーズンのプレミアリーグでは得点力不足が深刻となり、リヴァプールに勝ち点差10をつけられ2位に終わりました。昨季と比べて22ゴールも少なかったことで、攻撃陣の立て直しは最優先課題とされています。
ポルトガル紙「O Jogo」の報道によると、アーセナルが今夏のターゲットとして最も注目しているのが、スポルティングCPに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュです。
まだ正式なオファーは提示されていないものの、スポルティング側はギョケレシュの退団を容認する構えを見せており、本来1億ユーロの契約解除金が設定されているところ、今夏に限っては7000万ユーロでの放出を“約束”していると伝えられています。
アーセナルではカイ・ハフェルツがリーグ戦でチーム最多の9得点を挙げましたが、2月の冬季中断期間に負傷した影響もあり、シーズンを通しての得点力には課題が残りました。
ギョケレシュの加入は、前線の競争力を高める意味でも重要な補強となるでしょう。
昨季のギョケレシュはスポルティングで圧巻の活躍を見せ、全大会通算で52試合に出場し、54得点13アシストという驚異的な数字を記録しました。
プレミアリーグでは堅守を敷く相手との対戦が多くなるため、ポルトガル時代と同様の数字を残すのは簡単ではないものの、即戦力としては申し分ない選手です。
一方で、アーセナルはRBライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコの獲得も検討中です。
シェシュコは昨季21得点6アシストを記録しており、ギョケレシュに比べて実績では劣るものの、現在20歳と若く、将来的な成長を見越した上で“より高いポテンシャル”を持つ選手と評価されています。
ただし、ライプツィヒが設定している移籍金1億1000万ユーロは、獲得への障壁となる可能性があります。
スポーツディレクターのアンドレア・ベルタはシェシュコ獲得に向けてすでにライプツィヒと接触しているとされますが、現時点ではギョケレシュの方がより現実的かつ実現性の高いターゲットとして捉えられているようです。
(Arsenal News)