アーセナルがスポルティングCP所属のストライカー、ヴィクトル・ギョケレシュの獲得を本格検討しており、最終的な判断が間近に迫っていると報じられています。
スウェーデン代表のギョケレシュは今季、全コンペティションで53得点13アシストという驚異的な成績を残しており、その得点力と安定感で欧州中のクラブの注目を集めています。
スポルティングはリーグ優勝を決めており、日曜にはベンフィカとのカップ戦で国内2冠を狙っています。
この試合終了後、各クラブが正式なオファーを提示し、ギョケレシュも自身の去就を決断すると見られています。
アーセナルは今夏、世界クラスのセンターフォワードを必要としており、スポーツディレクターのアンドレア・ベルタが補強の陣頭指揮を執っています。
ギョケレシュはその筆頭候補とされているものの、ライプツィヒのベンヤミン・シェシュコも代替案としてリストアップされており、クラブとしては慎重な姿勢を崩していません。
ギョケレシュの移籍金は6000万ポンド（約116億円）前後で、契約解除条項（8360万ポンド）よりも安価での交渉が可能とされています。
スポルティング側は売却に前向きとされ、現時点では両クラブともに情報を伏せた状態が続いています。
チームメイトのペドロ・ゴンサウヴェスも「未来はわからないと彼は言っていた。今はカップ戦に集中している」と語っており、選手自身の意向もまだ明らかになっていません。
アルテタ監督はシーズン最終戦を前に「主要タイトルを狙うなら、マーケットで最高の動きをしなければならない。特に前線の負傷者が多かったことを考えれば、得点力と創造性、そして層の厚さを加える必要がある」と語っています。
アーセナルが本当にギョケレシュに賭けるのか、それともシェシュコなど別の選択肢を選ぶのか、その決断がクラブの来季の行方を大きく左右することになりそうです。
（Mirror）