アーセナルは今夏、攻撃陣強化の一環としてブライトンのフォワード、ジョアン・ペドロに関心を示しているものの、その計画に見直しが必要かもしれないと報じられています。
『The Athletic』によると、23歳のペドロはリヴァプール戦のメンバーから外されており、その理由はチームメイトのヤン・ポール・ファン・ヘッケとのトレーニング中の衝突だったと伝えられています。
ミケル・アルテタ監督がアーセナルで築いてきた団結力のあるチームにとって、このような選手は歓迎されない存在です。
アルテタ監督は就任以来、選手間の信頼関係と連携を強化しており、チームの調和を乱すリスクのある補強には慎重な姿勢を取っています。
ペドロは、1か月前のブレントフォード戦でのレッドカードによる3試合出場停止を終えてリヴァプール戦に出場可能でしたが、先述のトラブルを受けてメンバーから外されました。
一方でファン・ヘッケはリヴァプール戦にフル出場しており、クラブの対応からはペドロ側に非があったことがうかがえます。
練習中の口論はプロの世界では珍しいことではありませんが、クラブ得点王である選手を重要な一戦で外すという判断は、その問題の重大さを物語っています。
加えて、ペドロは以前にもブレントフォード戦でナサン・コリンズ選手とのオフザボールの場面での行為により退場処分を受けており、気性の激しさが指摘されています。
アーセナルも今季は退場処分の多さに悩まされており、将来的にはこうしたリスクを減らす方針です。
そのため、感情のコントロールに課題を抱える選手を加えることには慎重であるべきでしょう。
ペドロは今季プレミアリーグで27試合に出場し、10得点6アシストと好成績を残しており、その攻撃力とポジションの柔軟性はアーセナルにとって魅力です。
しかし、気性の不安定さが足かせとなる可能性を考えると、クラブは慎重な判断が求められる状況です。
(Arsenal News)