今夏の移籍市場でエスパニョールの守護神ジョアン・ガルシア獲得を目指すアーセナルですが、その実現はまだ確実ではないようです。
ガルシアは昨夏、アーロン・ラムズデールの後任候補として注目されていましたが、移籍期限までに合意には至りませんでした。
アーセナルは1700万ポンドのオファーを提示したものの、エスパニョール側は契約解除条項の金額を求め続けました。
この条項は移籍市場終盤の15日間で2100万ポンドから2500万ポンドに引き上げられていました。
アーセナルは今夏再びガルシア獲得に動く構えであり、選手本人も移籍に前向きだと報じられています。
ただし、『テレグラフ』紙によると、現在の時点で移籍が確定しているわけではないとのことです。
数か月前までは「移籍濃厚」とも伝えられていたガルシアのアーセナル入りですが、今季の好調なパフォーマンスにより他クラブからの関心が高まり、状況は一転して「不透明」となっています。
アーセナルは昨夏、ガルシアと個人合意に達しており、選手も加入を熱望していましたが、最終的に2500万ポンドの支出を渋り、ボーンマスからネトを1年間のローンで獲得するにとどまりました。なお、ネトは今季終了後にボーンマスへ復帰予定です。
24歳のガルシアは現在スペイン代表には未選出ながら、今季はラ・リーガ屈指のゴールキーパーとして頭角を現しており、試合ごとの平均セーブ数は約4本、セーブ成功率は75%と高水準を記録。足元の技術やハイボール処理にも定評があります。
将来的にはアーセナルの守護神としても期待される逸材ですが、その評価の高まりにより獲得競争が激化している模様です。
特にアストン・ヴィラは、エミリアーノ・マルティネスの退団が噂されており、ガルシアにとってはプレミアリーグおよび欧州大会での正守護神の座が手に入る可能性がある魅力的な選択肢となっています。
アーセナルがガルシア獲得を本気で目指すのであれば、今すぐにでも交渉を本格化させる必要がありそうです。
なお、エスパニョールは今回は契約解除条項よりも低い金額での売却に応じる可能性もあると見られています。
(Arsenal News)