アーセナルがチェルシーに所属するMFアンドレイ・サントスの獲得に向けて動いていると、フランスのメディア「Le10Sport」が報じている。
21歳のサントスは今シーズン、フランス・リーグアンのストラスブールに期限付き移籍中で、「目覚ましい活躍」を見せており、今夏の移籍市場では、アーセナル以外にも複数のクラブがこのブラジル代表MFに関心を示しているとのこと。
アーセナルは中盤の補強を目指しており、すでにレアル・ソシエダ所属のマルティン・スビメンディとの契約がほぼ完了しているとされる。
一方で、トーマス・パーティが契約延長に応じない可能性があり、クラブとしてはその穴を埋める選手の確保が急務だ。
サントスは今季リーグアンで31試合に出場し、9得点3アシストを記録するなど攻守に貢献している。パリ・サンジェルマン(PSG)も彼の才能に注目しており、アーセナルと並ぶ有力な移籍先候補と見られている。
中盤から得点できる選手を求めているアーセナルにとって、サントスのような選手は理想的な補強といえる。ただし、チェルシーが直接的なライバルであるアーセナルへの放出を容認するかどうかは不透明だ。
サントスは守備的MFおよび中央MFとしてプレーしており、タックル、空中戦の勝利、ブロック能力などが評価されている。
彼は2023年にブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマからチェルシーに加入し、2023-24シーズン前半はノッティンガム・フォレストに期限付き移籍したが、プレミアリーグではわずか2試合の出場にとどまった。
その後、2024年2月にストラスブールへ再レンタルされ、フランスで本格的に才能を開花させている。
来季のプレミアリーグでの活躍にも期待がかかるが、チェルシーには既に多くの中盤の選手が揃っており、復帰は簡単ではないかもしれない。
そのため、チェルシーが再度のレンタル移籍を検討する可能性もあり、アーセナルがその選択肢に含まれるかどうかが注目される。
なお、アーセナルは同じくチェルシー所属の若手GKフレディ・ベルナルにも125万ポンドのオファーを出したと報じられており、同クラブから複数の若手有望株を引き抜こうとしているようだ。
(Arsenal News)