アーセナルが、ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズのフォワード、マテウス・クーニャの獲得に向け、ライバルのマンチェスター・ユナイテッドを出し抜こうと土壇場で交渉を進めていると、ジャーナリストのヴァランタン・フルラン氏が報じています。
GIVEMESPORTの上級記者ベン・ジェイコブズ氏によると、アーセナルは今夏の移籍市場で最大3億ポンド(約580億円)を投じる可能性があるとされており、大型補強に乗り出す姿勢を見せています。
今週、GIVEMESPORTはアーセナルがレアル・ソシエダのMFマルティン・スビメンディの獲得で基本合意に達し、シーズン終了後に契約解除条項を行使してアーセナルへ移籍させる見込みであると報じました。
しかし、今季も無冠に終わったアーセナルは、補強をここで止めるつもりはありません。パリ・サンジェルマンにチャンピオンズリーグ準決勝で敗退したことで、今季の無冠が確定しています。
そうした中、アーセナルはプレミアリーグのライバルであるウルブス所属のクーニャ獲得にも乗り出しています。
フルラン氏によれば、マンチェスター・ユナイテッドがクーニャ側との交渉で優位に立っており、すでに個人条件を除く合意に近づいている状況とのことです。
ユナイテッドは、6,250万ユーロ(約102億円)の契約解除条項を支払う意向も示していると報じられています。
以前からクーニャの代理人がイギリス入りしてユナイテッドと交渉を進めており、早期決着を目指している模様です。
また、アーセナルはスビメンディやクーニャの他にも、さらなる補強を計画しています。
エスパニョールのGKジョアン・ガルシアとは交渉が進行中であり、正守護神ダビド・ラヤに競争を与える存在として期待されています。
さらに、スポルティングCPのストライカー、ヴィクトル・ギョケレシュに対しては6,300万ポンドのオファーを提示したとされ、実績あるストライカーの獲得で2025-26シーズンに向けた戦力強化を狙っています。ギョケレシュは今季全大会で49試合52ゴールという驚異的な成績を記録しています。
移籍市場の正式な開幕は数週間後に迫っていますが、新たに就任したスポーツディレクターのアンドレア・ベルタとともに、アーセナルはすでに本格的な補強に動き出しています。
(GIVEMESPORT)