「Football Transfers」によると、アーセナルは、リアム・デラップの代理人に対して正式なオファーを出したとのことです。
今年4月には、アンドレア・ベルタ氏がアーセナルの移籍戦略の見直しをミケル・アルテタ監督に納得させたことで、デラップがストライカーの獲得候補リストに追加されたと独占的に報じていました。
イタリア人ディレクターのベルタ氏は、アーセナルの現状に新たな視点をもたらしており、「即戦力となり、短期間でタイトルをもたらすことのできるエリート選手に焦点を当てる必要がある」と強調しています。
この方針転換により、8000万ユーロ以上に上昇したバイアウト条項を持つベンジャミン・セスコの獲得からは撤退。
代わりに、ヴィクトル・ギョケレスと、彼を支える若くてコスト効率の良いストライカーの獲得を優先事項としています。
ベルタ氏は、プレミアリーグ2024/25シーズンでのデラップのパフォーマンスに感銘を受けており、イプスウィッチ・タウンのフォワードである彼が、ギョケレスの理想的な控えになると考えています。
アーセナル、デラップに正式なオファー
今回、アーセナルはデラップへの関心を正式に表明し、22歳の代理人に対して具体的な起用法を含むオファーを提示したことが明らかになりました。
アーセナルはデラップの要求に応じる意志があることを伝える一方で、ギョケレスあるいは他の経験豊富なストライカーが加入した場合、序列が2番手からのスタートになる可能性が高いことも説明しています。
一方で、アーセナルとギョケレスは将来に向けたビジョンを共有しており、両者の間では合意が進んでいる状況とのこと。
ただし、スポルティングCPとの合意にはまだ至っておらず、さらなる交渉が必要とされています。
アーセナルは現在、プレミアリーグの収益性および持続可能性ルール(PSR)についての懸念を抱えておらず、スポルティングが要求する移籍金とデラップの契約解除金(3500万ユーロ)の両方を支払う用意があるとされています。
なお、デラップ自身は今後の欧州カップ戦出場権争いの行方を注視しており、自身に対する関心が高まっていることを理解したうえで、次の移籍先について慎重に判断を下す意向とのこと。
(Football Transfers)