ギョケレスは今シーズンもポルトガルで素晴らしい活躍を続けており、52試合で52得点を挙げています。これにより、今夏スポルティング・リスボンからの移籍が濃厚とみられています。
マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、リヴァプールなど多くのクラブが関心を寄せており、アーセナルも強い関心を示しています。
26歳のギョケレスは来季チャンピオンズリーグ出場クラブのみへの移籍を希望しており、一部報道では「ノースロンドン(=アーセナル)への移籍を好む」とも伝えられています。
アーセナルにとって新たなセンターフォワードの獲得は今夏の最優先事項であり、3月にアトレティコ・マドリードから加入した新スポーツディレクターのアンドレア・ベルタもギョケレスの獲得に意欲を示しています。
Sky Sports Germanyによれば、アーセナルとギョケレス側との交渉は既に進行中であり、現時点でギョケレス自身は移籍先を決めていないとされています。
バイエルン・ミュンヘンはすでに獲得レースから撤退したと見られています。
アーセナルは長年アレクサンダー・イサクにも関心を寄せていますが、ニューカッスルが提示する高額な移籍金が障壁となりそうです。一方、ギョケレスは、より手頃な移籍金(約5800万〜6300万ポンド)で獲得可能とされ、スポルティングも適正価格なら放出を容認すると伝えられています。
ギョケレスは4月、報道陣に「未来は誰にも分からない。今はこの瞬間を楽しんでいる」と述べ、移籍について明言を避けました。
ギョケレスはどのプレミアリーグクラブに行くべきか?
アーセナル
ギョケレスがエミレーツ・スタジアム移籍に魅力を感じる理由は明白です。アーセナルはプレミアリーグで3季連続の2位が確実視されており、純粋なセンターFW不在のまま優勝争いを続けています。
ギョケレスは、ハヴァーツ(元チェルシー)、怪我がちのジェズスに比べ、即座に強化ポイントとなる選手です。
また、彼は得点力だけでなく、今季11アシストを記録しており、多機能型FWが必要なアーセナルに適しています。
選手たちはアルテタ監督を高く評価しており、ギョケレスにとってアーセナルは安定した環境で今後の成長を遂げ、定期的にタイトルを狙うチームの「最後のピース」になり得ます。
マンチェスター・ユナイテッド
スポルティング前監督のルベン・アモリムがエリック・テン・ハフの後任としてユナイテッド監督に就任したことで、ギョケレスが彼の下で再会する可能性も浮上しました。
ギョケレスの爆発的なシーズンはアモリムの下で実現しており、彼と再びタッグを組むことは魅力的に映るでしょう。
ただし問題点として、ユナイテッドはプレミアリーグ下位に沈んでおり、来季のCL出場権は絶望的。ヨーロッパリーグ優勝による出場権獲得が唯一の望みです。
アモリム監督は「CL目当てだけで来る選手はいらない。ユナイテッドのために戦いたい選手を求める」と語っており、ギョケレスの意向とズレが生まれる可能性もあります。
代替案として、ユナイテッドはイプスウィッチ・タウンのリアム・デラップもリストアップしています。
リヴァプール
ギョケレスはスポルティングでタイトルを獲得したため、「新たなプレミア王者」であるリヴァプール移籍も魅力的です。
リヴァプールはアルネ・スロット新監督の下でプレミア制覇目前であり、ヌニェス退団が噂される中、CF補強の必要性が叫ばれています。
カラガーも「新ストライカーが必要」と指摘しており、ギョケレス獲得はタイトル防衛に向けた大きな一手になります。
もっとも、トレント・アレクサンダー=アーノルド、サラー、ファン・ダイクの退団も噂されており、リヴァプールの陣容が大きく変わる可能性もあります。
最後にギョケレスは「クラブと自分の間で夏に放出する合意があるという噂については何も言えない」と発言しています。
(Metro)