バルセロナはこの夏、補強資金を確保するために重要な選手の売却を余儀なくされる可能性があります。
フレンキー・デ・ヨングやロナウド・アラウホといった名前が売却候補として挙がっていましたが、ここにきて意外な名前が浮上してきました。
ジュール・クンデは今シーズン、バルセロナの中でも最も安定したパフォーマンスを見せている選手の一人です。
本来のポジションではない右サイドバックとしてプレーしていることを考えると、その活躍はさらに評価されるべきです。
クラブ幹部も彼の貢献に満足しており、今後数週間以内に新契約を提示する計画があるとのことです。
クンデの現行契約は2027年まで残っていますが、バルセロナは将来的なリスクを避けるためにも、契約延長によって彼を長期的に確保したいと考えています。
また、彼に対してプレミアリーグのクラブから関心が集まっていることも理由の一つです。
特にチェルシーは、セビージャ時代にクンデ獲得を逃した過去があり、今夏はどうしても獲得したい意向です。
さらに、現在はアーセナルも争奪戦に参戦しており、「Barca News Network」を通じた「Mundo Deportivo」の報道によれば、アーセナルは6500万ユーロ(約105億円)のオファーを準備しているとのことです。
ただし、クンデの契約には10億ユーロの契約解除条項(リリース条項)が設定されているため、バルセロナ側には売却や交渉を迫られる必要はまったくありません。
クンデ本人が移籍の意思を示さない限り、アーセナルのオファーが断固として拒否される可能性は十分にあります。
26歳のクンデは、バルセロナが今後も長期にわたって頼れる存在です。
長年悩まされてきた右サイドバックの問題を解決してくれた選手であり、クラブとしても彼を手放す意志は強くないはずです。
新契約がまとまればその意向はさらに強固なものとなりますが、もし合意に至らなかった場合は、アーセナルにチャンスが巡ってくるかもしれません。
(Football Espana)