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アーセナルが20歳のスペイン代表CBに関心か、エメリ政権時代のベスト補強と比較も

アーセナルにとって、今夏の移籍市場は大きな動きが予想されており、ミケル・アルテタ監督自身もメディアに対してそれを明言している。

最大の補強ポイントは間違いなく前線であり、今季はミケル・メリーノが負傷者の影響でストライカーを務めたことからも、新たな左ウイングやストライカーを望む声が多くのファンから上がっている。

しかし、今月初めの報道によれば、アルテタ監督はまたしても守備陣の補強を検討しており、そのターゲットがディーン・ハイセンだという。

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ボーンマス所属のハイセンには現在、5,000万ポンド(約94億円)の契約解除条項が設定されており、彼が加入すればアーセナルの守備陣はさらに強化されるだろう。

ただし、その評価額が、ウナイ・エメリ政権時代のベスト補強の1人と並ぶには、相当な活躍が求められる。

アーセナルがディーン・ハイセンを狙う理由

まず、なぜアーセナルがハイセンにこれほどの金額を投じようとしているのか。

ハイセンは20歳になったばかりにもかかわらず、非常に成熟したプレーを見せており、すでにプレミアリーグで守備の要としての存在感を放っている。

今季はボーンマスで30試合に出場し、2得点1アシストを記録。また、スペインA代表としてもすでに2試合に出場しており、先月のネーションズリーグ準々決勝第2戦(対オランダ)では先発も果たした。

さらに、プレミアリーグの他のCBと比べても、彼のスタッツは圧倒的。

例えばFBrefのデータによると:

指標 数値(90分あたり) 上位〇%内
インターセプト(奪取) 2.11 トップ3%
クリア(クリアランス) 7.15 トップ3%
キーパス 0.60 トップ5%
非PK時のxG+アシスト期待値 0.17 トップ6%
アシスト期待値 0.07 トップ7%
シュート創出アクション 1.60 トップ7%

要するに、アムステルダム出身のこの才能は、今後数年間でスターDFになる可能性が高く、そう考えれば5,000万ポンドの契約解除条項も納得がいく。

しかし、それでもウナイ・エメリ政権時代に獲得したある選手の現在の評価額と比べれば見劣りしてしまう。


サリバの評価額はハイセンを大きく上回る

アーセナルの守備陣の中で、最も価値の高い選手は誰かというと、それはウィリアム・サリバだ。

CIESフットボール・オブザーバトリーの報告によれば、サリバの現在の市場価値は最大1億180万ユーロ(約8,700万ポンド)とされており、これはハイセンの契約解除条項を3,700万ポンドも上回る。

また、アーセナルが2019年夏に支払った移籍金(2,700万ポンド)からは実に6,000万ポンドの上昇だ。

サリバはこれまでにアーセナルで127試合に出場し、7ゴール2アシストを記録。プレミアリーグ開幕戦(22/23シーズン・クリスタル・パレス戦)でのデビュー戦ではMVPにも選ばれた。

さらに、FBrefのデータによると:

  • ロングパス成功率:プレミアCB中トップ1%
  • 全体のパス成功率:トップ3%
  • パスブロック数:トップ7%
  • ライブパス数(プレー中のパス):トップ9%

コンテンツクリエイターのコナー・ハム氏が「モンスター」と評し、アナリストのベン・マティンソン氏が「驚異的な」存在と評したこのフランス代表CBは、今やチームにとって欠かせない存在だ。


結論として、アーセナルが今夏にハイセンを獲得することは理にかなっているが、その価値をサリバに近づけるには、期待以上のパフォーマンスが求められる。それほどまでに、サリバは特別な存在だ。

(Football FanCanst)

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