アーセナルはプレミアリーグで堅実なシーズンを送っているが、これで3シーズン連続で準優勝に甘んじることになりそうだ。
週末にチェルシーを1-0で下し、ミケル・メリーノのヘディング弾によって首位リヴァプールとの勝ち点差を12に縮めたものの、リヴァプールはリーグ戦で今季わずか1敗しかしておらず、アルネ・スロット監督のチームが大崩れしない限り、アーセナルが逆転優勝するのは極めて難しい状況だ。
それでも、アーセナルには来月のレアル・マドリードとの準々決勝を控えたチャンピオンズリーグ制覇の可能性が残されている。しかし、クラブの関心はすでに今夏の補強へと向かっている。
ここ数か月で明らかになったのは、アーセナルが攻撃陣の強化を目指しており、とくにセンターフォワードとウィングの補強を望んでいるということだ。
そんな中、ニューカッスルのストライカー、アレクサンダー・イサクへの関心が何度も報じられてきたが、ニューカッスル側はスウェーデン代表FWの放出を検討する気配を見せていなかった。
しかし、スペインのウェブサイト「Fichajes」の最新報道によると、アーセナルはイサクに対して1億2000万ユーロ(約1億100万ポンド)の「最終オファー」を提示したという。
このオファーは「ロンドンのクラブが彼を獲得する決意の表れ」であるものの、「交渉は簡単にはいかない」と伝えられている。
ただし、同報道によると、「選手に近い関係者は、十分に魅力的なオファーであれば移籍の可能性を排除していない」という。
Fichajesは以下のように続けている
「アーセナルのイサクへの関心は新しいものではないが、ここ数か月でさらに強まっている。なぜなら、信頼できるナンバー9を見つける必要があるからだ。
アルテタ監督は、イサクがチームに機動力、パワー、得点力をもたらし、多くのチャンスを作りながらも決定力を欠いていた攻撃陣に大きなインパクトを与えると考えている。
投資額は高額だが、エミレーツ・スタジアムの首脳陣は、イサクの獲得がチームの質的向上につながると確信している。」
さらに、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンドは、イサクの加入が来季のアーセナルにプレミアリーグ優勝の可能性をもたらすと語っている。
ファーディナンドは自身のYouTubeチャンネルで次のように述べた。
「アーセナルファンはここ2、3年ずっとナンバー9を求めてきた。
もしイサクを獲得できるなら、絶対にそうすべきだ。
彼がいればリーグ優勝も可能になる。
彼は本当に素晴らしい選手で、チームにこれまでになかったものをもたらしてくれる。」