アーセナルは期待外れの冬の移籍市場を終え、1人の補強も実現しなかった。
クラブは大型補強としてストライカーやウィンガーの獲得を目指していたものの、移籍期限までに適切な選手を見つけることができなかった。
キーンに関心?アーセナルの夏の補強計画
アーセナルの経営陣は、今夏の移籍市場で大規模な投資を行うと予想されている。イタリアのメディア「Tuttosport」によると、アーセナルはフィオレンティーナのモイーズ・キーン獲得に動く可能性があるという。
キーンは昨夏にユベントスからフィオレンティーナへ移籍し、今シーズンは28試合で19ゴール・2アシストを記録するなど、絶好調を維持している。
彼の契約には4300万ポンド(約80億円)の契約解除条項が設定されており、アーセナルにとって「手頃で魅力的な金額」とみられている。クラブはキーンを「非常に注視」していると報じられている。
また、アーセナルのストライカー候補にはベンヤミン・シェシュコ(ライプツィヒ)やヴィクトル・ギェケレシュ(スポルティングCP)も含まれているが、キーンは「興味深い選択肢」になり得るとされている。
キーンの噂は代理人によるものか?
24歳のキーンは、過去にユベントスからエヴァートンへ移籍し、プレミアリーグでプレーした経験を持つ。しかし、イングランドの激しいフィジカルと速い試合展開に適応できず、エヴァートンでは39試合でわずか4ゴールに終わった。
フィオレンティーナでの活躍は評価されているものの、プレミアリーグのような高速リーグで同じような成績を残せるかどうかは疑問が残る。
また、キーンはアルテタ監督のアーセナルの戦術にも適していない。彼はより伝統的な「9番タイプ」のストライカーであり、細かいボールコントロールに欠けるため、アーセナルのパスワーク重視のスタイルにはフィットしない可能性が高い。
この噂は、キーンの代理人であるアレッサンドロ・ルッチによるものではないかとも言われている。ルッチはアーセナルが関心を持つリッカルド・カラフィオーリの代理人でもあり、キーンにも注目させる狙いがあるのではないかと推測されている。
エヴァートン時代の不振を考慮すると、アーセナルが彼に投資する可能性は低いだろう。
(Gooner Talk)