アストン・ヴィラのストライカー、オリー・ワトキンズが今夏の移籍市場でアーセナル移籍に前向きであると、元スカウトのミック・ブラウン氏が語った。
アーセナルは1月の移籍市場で29歳のワトキンズ獲得に動いたものの、ヴィラ側に拒否された経緯がある。しかし、ワトキンズ本人はアーセナルからのオファーを「検討する用意がある」とされており、今後の動向に注目が集まっている。
アーセナルのワトキンズ獲得への動き
アーセナルは今冬の移籍市場でストライカー補強に動いたものの、最終的に補強を見送った。これは、クラブが夏の移籍市場でより大規模な補強を計画しているためとみられる。
1月の交渉では、アーセナルはワトキンズに正式オファーを出したものの、アストン・ヴィラがこれを拒否。特に、ジョン・デュランがサウジアラビアへ移籍したことも影響し、ヴィラはワトキンズの売却に否定的な姿勢を示している。
ワトキンズの移籍に対する姿勢
元スカウトのミック・ブラウン氏は、ワトキンズがアーセナル移籍に前向きであるとの見解を示している。
「ワトキンズはアーセナルのファンだよね。それがどれだけ影響するか分からないけれど、今の彼はヴィラのエースとして確固たる地位を築いている。
でも、私が聞いている限りでは、彼は夏にアーセナルへ移籍することに前向きだ」
「ヴィラは素晴らしいクラブだけど、アーセナルへの移籍は一段上のステップだ。リーグ優勝を争い、ミケル・アルテタの戦術の中心となる可能性がある。だから、アーセナルが夏に再びオファーを出せば、彼は移籍を希望すると思うよ」
ワトキンズの今季成績(2024/25シーズン プレミアリーグ)
スタッツ | 数値 |
---|---|
試合数 | 24 |
ゴール | 10 |
アシスト | 5 |
期待ゴール(xG) | 11.5 |
ゴール創出アクション | 8 |
出場時間 | 1,641分 |
ワトキンズは今季もヴィラで好調を維持しており、プレミアリーグ24試合で10ゴール・5アシストを記録している。特に、昨シーズンはキャリア最高の成績を収め、全公式戦53試合で40ゴールに関与した。
また、YouTubeチャンネル「Up the Villa」は「ワールドクラスのストライカー」と称賛しており、ヴィラの成功の中心にいることは明らかだ。
アーセナルのストライカー補強プラン
ワトキンズはアーセナルの補強リストに残っているものの、クラブは他の若手ストライカーも検討中とされる。
現在、アーセナルが注目しているストライカーには以下の選手が含まれている。
- ベンジャミン・セスコ(RBライプツィヒ)
- アレクサンダー・イサク(ニューカッスル)
また、最近の報道ではインテル・ミラノに所属するラウタロ・マルティネスにも注目しているといわれている。
これらの選手はワトキンズよりも若く、将来的な成長が期待されるため、アーセナルがどちらの方向に舵を切るかは今後の動き次第となる。
アーセナルの今後の移籍戦略
有名な移籍ジャーナリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏は、アーセナルが「今夏に本当に大きな補強を狙っている」と報じている。ただし、ターゲットの獲得は簡単ではないとも指摘されている。
ワトキンズ獲得の可能性は?
ワトキンズはプレミアリーグでの実績があり、アルテタの戦術にも適応しやすい選手だが、年齢(29歳)と移籍金の高さがネックになる可能性がある。
アーセナルが経験豊富なワトキンズを選ぶのか、それとも将来性のある若手ストライカーを獲得するのか、夏の移籍市場での動向に注目が集まる。
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