ファブリツィオ・ロマーノによると、アーセナルは今冬の移籍市場でオリー・ワトキンズの獲得に必要な資金を工面できないことから、この取引が成立しない可能性が高いと述べているようです。
アーセナルは、先週にワトキンズを獲得するためにアストン・ヴィラに6000万ポンド(約115億円)のオファーを提示したようですが、ヴィラはジョン・デュランをすでにアル・ナスルへと売却したことから、これ以上の主力FWを失うことを避け、最初のオファーは即座に却下したとのこと。
この件に関しては、ファブリツィオ・ロマーノもこう述べています。
(ファブリツィオ・ロマーノ)
「アーセナルはオリー・ワトキンズを獲得しようとしていた。実際にオファーも出したが、アストン・ヴィラはそれを拒否した。両クラブ間の関係はかなり緊迫しており、ヴィラは、チャンピオンズリーグの重要な試合当日に移籍情報がリークされたことを快く思っていない。
ウナイ・エメリ監督はクラブ内部で強く残留を求めており、ワトキンズはシーズン後半のアストン・ヴィラにとって不可欠な存在だと考えている。彼は絶対にワトキンズを放出したくない。したがって、アーセナルがヴィラを説得するのは非常に難しく、もし成立させるなら莫大な移籍金が必要になるだろう。」
オリー・ワトキンスの2024/25シーズン プレミアリーグ成績
出場試合数 | 出場時間 | ゴール | アシスト | 90分あたりのシュート数 | 90分あたりのキーパス数 |
---|---|---|---|---|---|
23 | 1,596分 | 10 | 5 | 3.21 | 1.07 |
今シーズンのヴィラのトップスコアラーであるワトキンズは、公式戦全体で11ゴール10アシストを記録。現在、世界最高のストライカーの1人とみなされており、もしアーセナルが獲得できれば、プレミアリーグ優勝争いにおいて大きな後押しとなるでしょう。
また、ワトキンズは幼い頃からアーセナルのファンであることを公言しており、ESPNの記者ジェームズ・オリーは「彼はエミレーツへの移籍を望んでいる」と報じているとのこと。
しかし、先述した通り、アーセナルのオファーするタイミングがウナイ・エメリ監督やアストン・ヴィラ側を不快にさせたようで、よりワトキンズの放出を認めない方向に動いているように見えます。
なお、なんとか今冬の移籍市場でFWの選手を獲得したいと考えているというアーセナルは、RBライプツィヒ所属のベンヤミン・シェシュコ、ユヴェントス所属のドゥシャン・ヴラホヴィッチ、バイエルン・ミュンヘン所属のマタイス・テルといった選手にも関心を示しているようです。