ミケル・アルテタ監督はアーセナルの経営陣から全面的に支援を受けており、夏の移籍市場ではミケル・メリーノやリッカルド・カラフィオーリといった選手を獲得するために大きな投資をしました。
しかし、ストライカーの獲得には失敗し、ガブリエウ・ジェズスが今シーズンも十分な結果を出せていないため、アーセナルは攻撃面でやや手薄な状況にあります。
チームの専門誌も1月にストライカーの補強を進言していますが、実際にアーセナルはこの冬の移籍市場でアタランタに所属するマテオ・レテギの獲得に興味を示しているようです。「Caught Offside」が報じています。
現在25歳のレテギは、今季アタランタでゴールを量産しており、現在ヨーロッパで最も得点力のあるストライカーの1人として注目されています。
アルゼンチン出身の彼は、2023年の夏に同国クラブからイタリアのジェノアへ移籍すると、その1年後にはアタランタへとステップアップ。
今季はここまでセリエA12試合で11ゴール3アシストを記録するなど、加入初年度から存在感を発揮しています。
そんなレテギに対して、アーセナルはプランBのオプションとして検討しているようで、1月の移籍市場での獲得の可能性を探っているとのこと。
一般的に、セリエAからくるストライカーはプレミアリーグで苦戦するといわれており、最近でいえば、ジャンルカ・スカマッカがウェストハムで期待外れに終わっています。
しかし、スポーツガゼッタはレテギのことを「今季のセリエAのトップスコアラーであり、冷静で決定力のあるフィニッシャー。ペナルティエリア内でのタイミングが素晴らしく、空中戦の脅威をもたらしている。また、サイドに流れることも好んで、危険なクロスを上げることもある」と絶賛しています。
なお、レテギは先ほども説明したようにアルゼンチン出身ですが、母方の祖父がイタリア出身ということで同国代表の権利を保有しており、2023年3月にアッズーリデビュー。ここまで16試合に出場して6ゴールを記録しています。