ミケル・アルテタ監督のチームは、最初の数試合で印象的なプレーを見せましたが、それ以降はプレミアリーグの10試合中5試合で勝点を失うなど、複数の主力選手の怪我や出場停止などがあったにせよ、残った選手たちのパフォーマンスが十分でなかったことが現実です。
これまで称賛されてきた守備陣もやや不安定だっただけでなく、攻撃も期待外れとなっており、とくにレアンドロ・トロサールはかつての輝きを失ったように見えます。
昨季のトロサールは、公式戦46試合で17ゴール2アシストを記録するなど素晴らしい成績を収めており、特にシーズン終盤にはガブリエウ・マルティネッリを凌駕する活躍を見せています。
そのため、今季も期待されていたトロサールですが、ここまでは13試合で2ゴール1アシストとパッとせず、さらには1度の退場処分も受けています。
トロサールについては、度々サウジアラビアのアル・イティハドからアプローチがあると報じられており、アーセナルは1度オファーを拒否していましたが、受け入れる時期に来ているかもしれません。
というのも、アーセナルはアタランタに所属するアデモラ・ルックマンに興味を示しているようで、数ヶ月前から注目しているとのこと。
ナイジェリア代表FWのルックマンは、ここ1年ほどで驚異的な成長を遂げており、先日発表されたバロンドールのランキングでは14位にランクインしています。
この数字が全ての指標を表すわけではありませんが、アーセナルのブカヨ・サカが21位だったことを踏まえると、素晴らしい順位であることが分かります。
昨季のルックマンは、アタランタでの公式戦45試合で17ゴール10アシストを記録。とくにヨーロッパリーグ決勝では、当時シーズン無敗を続けていたレヴァークーゼンを相手にハットトリックを達成して撃破するなど、優勝に貢献しています。
なお、ルックマンに関しては、5900万ポンド(約116億円)の移籍金が必要とされています。