アーセナルのこの数年の変革は、まさに驚異的なものです。
ミケル・アルテタとエドゥ・ガスパールは、中位に沈んでいたチームをプレミアリーグタイトルに常に挑戦するチームへと変貌させ、チャンピオンズリーグでも深いところまで進む準備が整ったチームに育て上げました。
この変革の多くは、スペイン人監督のマネジメント技術や戦術的な知恵のおかげですが、マルティン・ウーデゴール、デクラン・ライス、ガブリエウ・マガリャンイスといった素晴らしい選手たちの移籍によって築かれた部分も大きいです。彼らはここ4年ほどで獲得された選手たちの中でも、今や外せない存在となっています。
しかし、チームは主要なタイトル争いをするのに十分な強さを持っているものの、常に改善の余地はあり、最近の報道によれば、ノースロンドンのクラブは今シーズンのプレミアリーグで最もエキサイティングなFWの一人に目を向けているようです。
コロンビアのメディアASによれば、アーセナルはアストン・ヴィラ所属のジョン・デュランの獲得に興味を持っている数あるチームの一つであり、すでに契約の可能性について接触を行ったとのことです。
現在20歳のコロンビア代表ストライカーには、アーセナル以外にもFCバルセロナが非常に関心を示しているようで、夏にはチェルシーやウェストハムともつながりがあったとされています。
複数のビッグクラブがデュランに興味を示し、激しい争奪戦が予想されることとなっていますが、アーセナルにとって他クラブの興味は大きな障壁ではないようで、実際の問題は彼の価格となっているとのこと。
ASによれば、アストン・ヴィラはデュランについて7500万ポンドを求めているようで、この金額は日本円にすると約148億円というビッグマネーとなっています。
ただ、2030年まで契約を結んでいることや、今季クラブで12試合7ゴール、代表では3試合2ゴールという好成績から考えると、アストン・ヴィラがこの額を求めるのは必然と見られています。
なお、アーセナルはその他のストライカー候補として、RBライプツィヒ所属のベンヤミン・シェシュコやスポルティング所属のヴィクトル・ギェケレシュといった選手にも興味を示していると報じられています。