「The Hard Tackle」によると、アーセナルはバイエル・レバークーゼンに所属するフロリアン・ヴィルツの獲得争奪戦から撤退するようです。
ヴィルツは昨シーズンのブンデスリーガの年間最優秀選手に選ばれ、バイエル・レバークーゼンの素晴らしいシーズンに貢献しました。また、ユーロでもドイツ代表のベストプレーヤーとして活躍しましたが、チームは深いところまで進むことができませんでした。
レバークーゼンは夏に、他のクラブからの関心があったにもかかわらず、監督のシャビ・アロンソを維持することに成功。その影響もあってか、レバークーゼンはヴィルツを含むトップ選手たちの保持にも成功しています。
ヴィルツにはレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、バルセロナ、リヴァプールなどからの大きな関心が報じられており、彼が市場に出る際には、1億5000万ユーロ（238億円）近くの移籍金が予想されています。
アーセナルも彼に興味を持っているといわれ、財政的にも移籍を実現する力があるとのことですが、チームはこの争奪戦から完全に退くとみられています。
移籍金の高さも獲得断念の理由の1つとされていますが、最大の懸念はシャビ・アロンソ監督が今後古巣のレアル・マドリードへと移籍する可能性があり、もしそれが実現すればヴィルツも監督を追いかけて移籍する可能性が高くなるだろうとのこと。
レアル・マドリードは、カルロ・アンチェロッティ監督と非常に素晴らしい関係を築いていますが、2026年6月までの契約となっている彼の後任としてレバークーゼンで素晴らしい指揮を執るシャビ・アロンソをピックアップしているようで、これがヴィルツの移籍のカギを握る可能性があるといわれています。
なお、昨シーズンのヴィルツはクラブ公式戦49試合に出場して18ゴール20アシストを記録。ユーロ2024では5試合で2ゴールを記録しています。