今回は、1992年から設立されたプレミアリーグで数々の功績を残し、多くのタイトルを獲得した歴史あるクラブ、マンチェスター・ユナイテッドの1993年から2020年までの「伝統の10番」歴代着用選手を紹介します。
マーク・ヒューズ(1993/94~1994/95)
マンチェスターユナイテッドのエースFWとして、長年低迷していた同クラブを26年ぶりとなるリーグ制覇に導いた立役者の1人。
プレミアリーグ創設以降のマンチェスター・ユナイテッドで残した成績は111試合35得点で、92/93、93/94プレミア優勝に貢献しています。
デイビッド・ベッカム(1996/97)
7番のイメージが強いベッカムですが、96/97シーズンに10番を着用しています。また、プレミアリーグ連覇にも貢献し、個人としてもPFA年間最優秀選手賞を獲得する活躍を披露しています。
シーズン終了後にエリック・カントナが引退を発表し、テディ・シェリンガムの加入が発表されたので、シェリンガムに10番を譲り、そこから7番を背負っています。
テディ・シェリンガム(1997/98~2000/01)
ベッカムから10番を譲り受けたシェリンガムは、その後4シーズンに渡って10番を背負い、プレミアリーグ3連覇に貢献。個人としてもその4シーズンでプレミア114試合出場して31得点を記録しています。
ルート・ファン・ニステルローイ(2001/02~2005/06)
2001年にオランダのPSVから加入した長身アタッカー。
加入初年度から10番を背負うと、プレミアで23点を決めて得点ランキング2位に位置。また、UEFAチャンピオンズリーグでは10得点で得点王になるなど、伝統クラブの10番として相応しいパフォーマンスを披露しています。その後4シーズンに渡り、10番を背負って世界有数のストライカーにまで成長しています。
ウェイン・ルーニー(2007/08~2017/18)
恐らく最も有名なマンチェスター・ユナイテッドの10番であろうこの選手は、長年に渡りクラブのエースとして活躍し、クラブの黄金期を支えた選手の1人です。
また、同クラブの歴代通算得点記録(250点)も持っており、イングランド代表としても長年に渡り、10番を背負っています。
ズラタン・イブラヒモビッチ(2017/18)
ルーニーの退団に伴い、わずか半年間だけイブラヒモビッチも10番を背負っています。出場試合数こそあまり多くなかったですが、インパクトあるプレーでチームを引っ張っています。
その後アメリカのMLSへと移籍しています。
マーカス・ラッシュフォード(2018/19~)
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18/19シーズンから2020年現在も背番号10を着用しているのがアカデミー出身のマーカス・ラッシュフォードです。
確実に成長しているこの若きアタッカーは19/20シーズン、プレミア31試合出場で17ゴール8アシストとチームを引っ張る活躍を披露。
このまま行けば、ルーニーやファン・ニステルローイなどのようなレジェンドに慣れる選手なので非常に期待がかかっています。