今回は、2020年度イングランドプレミアリーグで活躍する注目MF・アンカーの7選手を紹介します。
1.ジョーダン・ヘンダーソン(リバプール)
中盤ならどこでも高いクオリティで結果を残す頼れるリーダー。 最近はアンカーより前目の位置でのプレーが増えてきたが、ファビーニョが離脱していた際はアンカーをこなし、DFの位置までおりて組み立てるビルドアップとチーム全体のバランスを整える役割を担い、クラブのプレミアリーグ創設後初となる優勝に大きく貢献。 その活躍から同シーズンのPFA年間最優秀選手賞獲得にも現実味が帯びてきている。
2.ファビーニョ(リバプール)
2018年にフランスのモナコからリバプールに加入すると、レッズ(リバプールの愛称)のアンカーとしてすぐさま欠かせない存在に。
リーチの長い足を活かしたボール奪取で相手の攻撃の起点をつぶし、攻撃においても高精度のロングフィードでチャンスを演出する。
首位攻防戦となったマンチェスターC戦では先制点となる強烈なミドルシュートをたたき、チームを勝利に導くなど得点での貢献度も高い。
3.ロドリ(マンチェスター・シティ)
長年マン・シティのアンカーを務めていたフェルナンジーニョのCBコンバートもあり、レギュラーとして定着。
特徴としては相手の攻撃の芽を摘み取り、起点を潰す見事なタックルと冷静な判断力を持ち合わせているアンカーで、加入1年目ながら驚異的な適応の早さを見せつけ、長年課題として取り上げられていたフェルナンジーニョ後継者問題を解消した。
4.エンゴロ・カンテ(チェルシー)
フランス代表とチェルシーで活動し、様々なタイトル獲得に貢献する頑張り屋。ジョーダン・ヘンダーソン同様、前目の位置でも存在感を発揮する。 無尽蔵なスタミナを持っており、攻守両局面に積極的に顔を出し貢献する。特に守備を得意としており、168㎝という身長ながら相手選手のボールをいとも簡単に奪うボールの予測能力は見事。
【関連記事】

5. ウィルフレッド・エンディディ(レスター・シティ)
ナイジェリアが誇る守備職人で、ブレンダン・ロジャーズ監督の下で快進撃を続けるチームの門番を務める。
手足の長さを活かしたタックルやインターセプトで、チームのピンチの芽を摘み取り、攻撃でもセットプレーのターゲットになるなど貴重な存在で、怪我で離脱した際にはチームも勝点をこぼすなど、不在の影響を大きく感じさせた。
6.オリバー・ノーウッド(シェフィールド・ユナイテッド)
躍進を続けるチームのリーダーとしてここまで全試合に出場。 アンカーの位置からゲームを組み立て、正確なロングキックでサイドに散らすことができるチームの舵取り役。
献身性が素晴らしく、リズム感も兼ね備えているリーダータイプの選手で時々みせるミドルシュートも素晴らしいものを持っている。
7.ルベン・ネベス(ウォルバーハンプトン)
チャンピオンシップ(イングランド2部)時代からチームを支えるウルブスの絶対的司令塔。
最終ラインまで下がって組み立てに参加し、広い視野と精度の高いキック精度で一気にチャンスの局面をつくることができる選手。またミドルシュートも得意で、ときおりスーパーゴールも決める。
チーム3年目となった今、アンカーの位置からチームの戦術を体現し、最も欠かせない選手の1人となっている。
最後までお読みいただきありがとうございました!