欧州最高峰リーグのイングランドプレミアリーグには、スペインの名門バルセロナから活動の場を移した選手も多く、現在もそれぞれのクラブに多数存在します。
そこで今回は、実はバルセロナに所属していた事があり、現在プレミアリーグのクラブに所属する選手を紹介します。
1.アダマ・トラオレ
アダマ・トラオレがバルサアカデミー出身なのはかなり有名な話でトップチームデビューも飾っている。しかし、より多くの出番を求めて移籍すると2018年に加入したウルブスで才能が開花。
その活躍ぶりから一度手放したバルサやライバルクラブのレアル・マドリーも狙っていると言われ、慌ててクラブも契約解除金を89億円に設定したとの報道もあるほど。
2.ジェラール・デウロフェウ
デウロフェウは、最もバルサに振り回されたといってもいい選手。当時バルサアカデミーで頭角を現していたデウロフェウはトップチーム招集も頻繁に受けており、将来を期待されていた。しかし経験を積ましたいと考えたフロントがローンでの放出を決意。ローン先のミランやエバートンでも結果を残したが、結局戻ることはなく、エバートンに完全移籍。
しかし、エバートンでエースぶりの活躍を見せると急遽バルサが買い戻しを行使。彼の努力が報われたと思ったが、1シーズン所属しただけですぐワトフォードに移籍した。尚、現在ワトフォードではチームに欠かせない存在となっている。
3.リュカ・ディニュ
現在、エバートンに所属しているディニュもバルセロナ出身。
パリSGやローマを渡り2016年にバルセロナに加入。約2年間所属したがジョルディ・アルバの牙城を崩せず、エバートンに移籍。エバートンでは2019年のチームMVPに輝くなど素晴らしいシーズンを過ごしており、早くもチームにとって欠かせない選手となっている。
4.アンドレ・ゴメス
ベンフィカやバレンシアでの活躍が認められ、2016年に念願のバルセロナに加入。様々なビッグクラブとの争奪戦を勝ち取った逸材は誰もが活躍すると期待していたが、思ったような本来のプレーができず、結局2018年にエバートンに移籍した。
尚、エバートンではゲイェと組む2ボランチでチームを引っ張り、バルセロナとは打って変わって称賛されるなど、本来の実力を取り戻している。
5.ジェリー・ミナ
ブラジルのパルメイラスで存在感を発揮していたミナは、2018年にバルサ初のコロンビア人として加入した。ほぼ無名だったが、バルサが契約解除金を1億ユーロに設定し話題になった。
主にCBのバックアッパーとしての加入だったが、バルサがリーグ戦無敗を続けていた17/18シーズンのレバンテ戦に先発出場すると5失点をして批判の的になり、そこから信頼を回復することができず、約半年でエバートンへ移籍した。尚、エバートンでは主力選手としてセットプレーのターゲットになるなど貴重な戦力となっている。
6.クラウディオ・ブラーボ
バルサが3冠を達成した時のリーグ戦GK。確実なポジショニングと安定したセービングで約2年間ゴールマウスを守った。
その活躍ぶりがペップ監督に気に入られ、2016年にマンチェスター・シティに加入するが、その年はチーム自体が不調だったということもあり、批判の的に。更には古巣バルセロナ戦では致命的なミスから一発退場を経験するなど苦い経験も味わった。
だが、現在は第2GKとして十分な働きを見せており、37歳となった今も信頼を置かれている。
7.マルティン・モントーヤ
現在ブライトンで活動しているモントーヤもバルサ出身で、バルサが黄金期を築いたときのメンバーでもある。
各年代のスペイン代表にも選出されており、将来を期待されていたが、当時のバルサの右SBダニ・アウベスの牙城を崩せず、インテルやバレンシアを経験して、現在ブライトンでスタメンとしてチームを引っ張っている。
8.エクトル・ベジェリン
現在アーセナルで活動しているベジェリンもバルサアカデミー出身。トップチームデビューこそないものの、度々バルサ出身と報じられる。
ガナーズでは快速を活かした攻守の貢献が認められ、すぐさまレギュラーとなり、怪我こそ多いもののチームを引っ張る重要な選手。その活躍ぶりから一時古巣バルサからの関心も報じられていた。
9.エリック・ガルシア
2001年生まれの現在19歳ながら定期的にマンチェスター・シティのトップチームに出場しているガルシアは、バルサアカデミー出身でカンテラの最高傑作との呼び声もあった超逸材DF。
バルサがそんな逸材をなぜ手放したのかは謎だが、今後ペップの下で素晴らしい選手になることは確実だろう。